クラカケウツボはインド洋から太平洋の暖かい海域に分布しており、日本では主に沖縄や奄美諸島などの琉球列島で見られます。
小さな魚やカニなどを好んで食べ、最大 80cmくらいまで成長します。
サンゴ礁に生息し、昼間はサンゴの隙間で休み、夜になるとサンゴ礁から顔を出したり、活発に泳いだりします。
シャープな顔立ちとくりくりとした大きな目でサンゴ礁の隙間から顔を出している姿はとてもチャーミングです。
体表の柄は名前の由来の通り“クラカケ”模様で、他のウツボに比べ背鰭が高く、頭部が黄色くなっているのが特徴です。
また、よく見ると口角に小さな黒い点があります。
日中はサンゴの隙間で休んでいるので、なかなか姿が見えないかもしれませんが、クラカケ模様と黄色い頭を探してみてください。
水槽内にはもう 2種体表が黒いドット柄の「モヨウキカイウツボ」と、体表がシマシマ柄の「ゼブラウツボ」も飼育していますが、3種とも柄が全く違うのですぐに見分けられるはずです。