2013年10月18日
トリーター:北嶋

今週のおすすめ

アオウミガメ「クロ」アオウミガメ「クロ」

今週のおすすめを3つ紹介します。

1. ウミガメ

なぎさの体験学習館 2Fですくすく育っているアオウミガメの赤ちゃんはもちろん一押しなのですが、こちらは押さなくてもみなさんきっと見ていただけると思うので、ちょっと目立たないところにいるウミガメを紹介します。

じつは現在、相模湾大水槽にもアオウミガメがいます。オスのアオウミガメで、愛称は「クロ」です。相模湾大水槽にはたびたびウミガメを登場させていますが、これまではウミガメを越冬させるためにバックヤードへ移動させている冬で、外のウミガメプールにもいるこの時期は初めてです。
しかし! おそらくほとんどの方はウミガメが大水槽にもいることを知らずに去ってしまっているでしょう。
なぜなら、「クロ」は日中ずーっと水槽端の穴ぐら(通称サメ穴)でお休みしているからです。呼吸をするときか、お腹が空いた時くらいしか出てきません。
困ったものです。

しかし、そんな「クロ」を絶対見られる方法があります。
それは、ダイビングショー「フィンズ」でウミガメをリクエストしてください。絶対見られます。
また、開館直後と月、水、金の 2回目のダイビングショー「うおゴコロ」後も出てきている可能性が高いです。

2. ボタンエビ

今年のお正月に生まれたボタンエビの赤ちゃんを先ほどたくさん展示水槽へ移動しました。
これまで 2、3個体しか展示に出していなかったのですが、他のコたちは裏で大事に育てていました。
食欲旺盛で、餌をあげるとすぐに寄ってきます。
よく食べ、よく育ちました。
成体と比べるとまだまだ子どもサイズでかわいいです。
深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究~のオオグソクムシの隣の水槽です。

3. ホシフグ

相模湾大水槽にいます。黒地に水色の水玉模様で、正面の大きなアクリルガラスから見ると、中央付近を泳いでいることが多いです。
つい先日、伊藤トリーターと富永トリーターが定置網漁船に乗って連れて帰ってきたコで、なかなかかわいいのでフィンズのおすすめで何度か被写体にしていました。
ほかのフグ同様、ぼーっと泳いでいるタイプだと思っていました。

が、先ほどうおゴコロで潜ったところ・・・ずーっと、ずーーーっとついてくる。
フグは歯がごついので噛まれたら一大事。ちょっとびびりながら、つついてけん制してみました。
ぽよぽよしてました。
うおゴコロのメンバーに加入したいのか?
スター性はありそうですが、どうでしょう。
ダイバーの後をついてくるホシフグと、それを余裕で、もしくは逃げ腰で対応するダイバーとの場面も、もしお立会になりましたらぜひお楽しみください。

フィンズ

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