2015年07月31日
トリーター:櫻井

博士の水槽

「相模湾の生きもの研究所」「相模湾の生きもの研究所」

今年も元気いっぱいにやってきました! こどもボランティアの研究員たち。
今年は【相模湾】をテーマに 5つの班にわかれています。
それぞれのテーマで水槽を作りこみ、ある班はタッチプール形式で、ある班は実験を見せてくれたり・・・。自分たちで生物や展示形態を一から考え、展示の想いをみなさんに伝えています! これ実はかなり高度なことをやっているんですよ・・・。

自分の想いをいかにうまく相手に伝えるか。コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力がものをいいます。人前で発表するのはそれなりに肝が据わっていないとできません。
さらにテーマを自分で考え展示を作りこむ博物館学的思考センス。名前こそこどもボランティアですが、これを一人前にこなせるのはおとなでもそうそういないはず。学芸員の資格取得の為、大学の授業の一環としておこなわれている博物館実習にて、私は学生たちにこの展示思案を課題として与えています。
まあ、今のこどもボランティアの研究員たちはこれと同レベルのことをおこなっているわけです。末恐ろしいこどもたちですね。私がようすを見に行くとキックやパンチが飛んできてとても和やかな雰囲気ですけどね。

発表を通してみなさんに熱い想いを伝えていますが、その発表も自分たちで全部考え、非常にわかりやすく、ユニークで、かわいらしい反面、将来博士になるのではと、片鱗さえうかがえます。
私もそんなこどもたちの展示や発表を見ていて、知的好奇心が奮い起こされ、水槽を一つ立ち上げました! 完全に対抗意識から来る張り合いです!

将来、博士になるかも知れない可能性を秘めたダイヤモンドの原石たちが作った水槽を見に、また発表を聞きにぜひいらしてください。8月3日まで、なぎさの体験学習館 1階にて、13時~ 16時まで発表をおこなっています。

[ 「相模湾の生きもの研究所」~子どもボランティアによる運営~ ]


博士の実験水槽


甲殻類チーム


魚類チーム


クラゲチーム


棘皮動物チーム


軟体動物チーム

なぎさの体験学習館

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