2017年11月27日
トリーター:櫻井

解説板

魚名板やコーナーのコンセプト紹介、生物のトピックス的な解説板など、館内にはさまざまな解説板があります。
正直私は、文字ばかりがきれいに羅列された解説文は苦手です。読んでいるつもりでも生体に気を取られて頭に入らないという方はけっこういらっしゃるのでは無いでしょうか。
しかし、解説板は展示を補足するものであると同時に展示物の一つでもあります。水槽の見どころや生物の知られざる姿など、ぜひ知っていただきたい情報そのものです。

この大切な、情報を伝える解説板というツールを最大限活かすべく、どこの園館でも努力をしているのです。その一つが手書き解説です。印字物ではなく手書きによって温かみのある、やんわりした感じがすっと頭の中に入ってきます。
“えのすい”では手書き解説が多くの水槽に設置されていますのでぜひご覧ください。トリーターの個性などもあって、楽しみ方もさまざまです。お気に入りの一枚を探してみてください。

ちなみに私一番のお気に入りは、太平洋サンゴ水槽手前の、クマノミとクギベラが描かれた手書き解説です。
スズメダイとベラの仲間の性転換について解説したものなのですが、これがもう・・・なんというか・・・他の追随を許さない仕上がりとなっています。インパクト、わかりやすさ、あたたかみ、どれを取っても勝てる気がしません。私も佐野トリーターのような絵を描けるようになりたいです。
手書き解説は随時変更するので、作品鑑賞はお早めに!




手書き解説ラフ画

太平洋

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