2017年12月03日
トリーター:角張

ふわりとただよう

アトランティックシーネットルアトランティックシーネットル

いよいよ 12月。
年末が近づくにつれてみなさん忙しくなると思いますが、忙しさで疲れた時には、ふわふわとゆったり漂うクラゲたちを見て、癒されてください!

さて、水槽の中をふわふわと漂うクラゲたちですが、漂うために水槽に秘密があるんです。

実は、水槽の中では、水流を人工的に起こしています。

「そんなことしなくてもクラゲは泳げるじゃん!」
と思う方もいるかもしれませんが、クラゲはプランクトンの仲間の生物で、泳ぐ力はあまり強くなく、水流を起こしてあげないと沈んでしまうのです・・・ 。
(プランクトンと聞くと、ミジンコなどの小さな生物を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は大きさに関わらず「泳ぐ力が強くなく、水の中を漂って生活している生物」をプランクトンと呼んでいます)

なので、クラゲを飼育する水槽は必ず水流を起こしてあげています。
クラゲの種類や、大きさ、数に合わせて水流の強さや向きを調節していて、これがクラゲ飼育の肝といっても過言ではありません・・・!

たとえば、クラゲファンタジーホールの入り口にある円柱の水槽では、下から吹き上げるように水流を起こしています。
みなさんも水槽のクラゲたちの動きをよく観察してもらうと、どの向きに水流を作っているのか、分かると思いますよ。

ぜひ、じっくりゆっくりクラゲたちを観察して、一緒に漂っているような気分を味わってみてください。

クラゲファンタジーホール

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