2018年06月21日
トリーター:櫻井

ハナビラクマノミ

サンゴ礁水槽改修工事に伴い、収容されていたハナビラクマノミが移動しました。カクレクマノミがもともといた水槽にお引越しです。

ハナビラクマノミは、名前の通り可憐でおしとやかな性格の、いつもおっかなびっくり、おどおどしている種類のクマノミ・・・ かとおもいきや! このハナビラクマノミときたら、先住魚のカクレクマノミをすごい剣幕で威嚇しています。
お気に入りのセンジュイソギンチャクとともにお引越ししてきたため、絶対に奪われたくないのでしょうか。
カクレクマノミはハナビラクマノミのセンジュイソギンチャクを奪う気など毛頭なく、平和に他のイソギンチャクの中を出たり入ったり、楽しい生活を満喫しているだけなのに。

ハナビラクマノミはイソギンチャクの依存度が高い種ではありますが、前サンゴ礁水槽の住民たちはみんな強かったので、お引越ししたことによって周りをとりまくパワーバランスという環境に変化が生じ、ちょっと落ち着かない時期なのかも知れません。
少し ようす見ですね。

同じクマノミの仲間でも、種類が違うとこんなにも習性が異なるんだな、というのが一つの水槽を見ていてよくわかります。

[ 新展示「トロピカル水槽」オープン!]

太平洋

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