2018年11月16日
トリーター:鈴木

今週のおすすめ

アオリイカアオリイカ

沿岸のイカ水槽

こんにちは、鈴木です。
沿岸水槽の一角にこれから旬を迎えるイカたちが集まっております。

アオリイカ

夏の終わりから 10㎝程度の小さいものが入り始め、現在 1.5倍くらいに成長しました。
この種は過去に展示したことはありましたがいずれも短期で、ここ数年展示はありませんでした。今回は恐らく初めて小さいものをうまく収集・展示できたので期待大です。

コウイカ

以下、3種はお寿司屋さんではモンゴウイカ(紋甲イカ)と呼ばれる種類のイカたちです。
どれも似ているので見分け方をご紹介。注目は背中の模様です。コウイカは背中がうっすらと波だったような模様なのが特徴です。よく墨をはくことで、別名「スミイカ」とも呼ばれます。


シリヤケイカ

胴の先端(尻?)が黒く、焼けたように見えることからこの名前が付きました。
背中の模様はガサガサとしたモザイク模様なのが特徴です。この辺りで獲れるシリヤケイカはコウイカやカミナリイカに比べるとサイズが小さいです。


カミナリイカ

春先から初夏の雷の多い時期によく獲れることからこの名前が付いたようです。コウイカやシリヤケイカより獲れる時期は遅いはずなのですが、本日地元の定置網に入り展示に至りました。背中に「キスマーク」のような模様が多数あり、英名では「Kisslip cuttlefish」と呼ばれます。


いかがでしょうか、透き通ってきらきらと色が変わる体色に加え、知能の高さを感じる動きの面白さ、ずっと見ていてもまったく飽きないイカたち・・ 現在この辺りで獲れる種が多くそろっておりますので、特に今週がおすすめです!
ただし、種は多いですが喧嘩をしないように数多くは展示しておりませんのであしからず。
ぜひ今週はそんな沿岸のイカ水槽を見にいただけたら嬉しいです。

相模湾ゾーン

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