2018年11月24日
トリーター:小形

進化の日

フンボルトペンギンフンボルトペンギン

みなさんこんにちは!!
約 160年前のきょう、ダーウィンの『種の起源』の初版が刊行されたことから、きょうは「進化の日」に制定されているようです。

私が担当しているペンギンは鳥の仲間です。研究によれば、鳥は恐竜から進化したとされています。
恐竜とペンギン、、なんだか似ても似つかないように思えるのですが、、、
調べていくと、恐竜の中でも一部のグループが鳥に進化したことが分かりました。
有名なティラノサウルスなどが含まれる、獣脚類と呼ばれるグループです。

この獣脚類と鳥類は、それぞれ全身の骨の 100か所以上が一致しています。

また、鳥類には「気嚢」と呼ばれる器官があります。これは呼吸をスムーズにおこなうための器官で、酸素が薄い上空でも効率よく呼吸するために必要です。
現存する生き物では、この気嚢を持っているのは鳥類のみですが、実は恐竜も気嚢を持っていたことが分かっています。

さらには、1995年に中国で「羽毛恐竜」の化石が発見されました。
この化石は、羽毛の痕跡や表皮の構造も綺麗に残っていました。
古くから恐竜には羽毛が生えていたのではないか?という説があり、それがこの化石の発見により、現実味を帯びたわけです。

恐竜の研究が進むことにより、羽毛の存在や鳥類特有の骨格であることが分かり、恐竜の一部が鳥類に進化していたことが裏付けられました。

その鳥類から、やがて空を飛ぶことをやめて水中での生活を選んだのがペンギンたちです。
ペンギンの誕生には諸説あるため、今回は割愛させていただきますが、ずっと昔に居た恐竜たちから、きょうの前に居るペンギンたちにまで繋がっていると考えると、なんだかすごいなぁ!!と純粋に思ってしまいます。

きょうは「進化の日」ということで、ペンギンの進化についてのお話でした!
面白いと思った方は、もっともっと調べてみてくださいね!
きっと訳がわからなくなってきます、、、(@_@)笑

ペンギン・アザラシ

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