2019年05月26日
トリーター:倉形

日々成長する子どもたち

コツメカワウソの子どもたちが生まれてから 早 5ヶ月が過ぎました。
すでに授乳期も終了し、親たちと同じアジの切身を食べ、体重も 1,700~1,900gまでにすくすくと成長しています。
私たちトリーターとしては、子どもたちが元気に成長していることは大変うれしいのですが、母親の「ミサキ」はまだまだ授乳していた時のことを思い出すのか、時折、子どもたちが集まっている所で仰向けになり、おっぱいを吸わせようとするようすが見受けられます。
「ミサキ」にとって子どもたちは、まだまだかわいい幼子のように思っているのでしょうか?
そんな「ミサキ」の姿を見ていると、母性を感じずにはいられません。
今回「ミサキ」は初産で、子育て経験のある夫「ヨモギ」の協力のもと、子育ての経験値が得られたことで、今後の繁殖にも大いに役立つこと間違いないと確信しています(今のところミサキに妊娠の兆候はございませんが・・・)。

子どもたち(「カシワ」「オモチ」「サクラ」)は日々の生活の中で、両親や兄妹同士でじゃれあったりすることで動きが俊敏になってきました。
私たちが思っている以上の動きができ、ジャンプ力や腕力、脚力、噛む力なども強くなっています。
またトリーターと遊んでいる時に突然飛びかかってきたり、トリーターが手に持っているものや手の動きに興味を示し、噛んで奪おうとしたり、与えた玩具を噛み切ろうとするなど、日々成長して行く中で行動に変化が見られています。
ますますカワウソらしい、身軽で素早い動きに磨きがかかると思います。

その分 私たちトリーターも、子どもたちの動きに目を見張り、噛まない穏やかな性格のカワウソに育って、いろいろなことに参加できるように成長させていきたいと思っています。
ご来場の際は、まだまだやんちゃぶりをたくさん発揮する3頭の子ども「カシワ」「オモチ」「サクラ」の成長を、温かく見守ってください。
きっと心癒される瞬間が訪れると思います。お待ちしております・・・。



カワウソ~木漏れ日のオアシス~

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