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えのすいトリーター日誌

2019.05.27 トリーター:山本

2019/05/27 うまくいかなーい

クラゲ生産室では、ポリプも含めて多くの種類のクラゲを飼育しています。育てやすいクラゲがいれば、育てにくいクラゲもいるのですが…、その中で私がチャレンジしても、どーーーーーしてもうまく育ってくれないクラゲがいます。それは「ムラサキクラゲ」です。
ふだんは南の方で生活しているクラゲなのですが、秋ごろになると江の島の周辺でも見られます。こんなクラゲです。


さて、このムラサキクラゲですが、成熟クラゲからプラヌラを回収し、ポリプ、エフィラになるまではかなり簡単に行けるのですが、このエフィラからがまったく進まないのです…
例えばミズクラゲの場合、ポリプから遊離したエフィラは、小さめのビーカーでエアレーションをしながら、餌をあげていればちょっとずつ大きくなっていきます。しかし、ムラサキクラゲは同じように飼っていても姿がまったく変わらないまま、そのうち体が縮んでいってしまいます。

なぜでしょう・・・ 理由はいくつも考えられます。
・水温が適していない
・容器が狭い
・餌を上手に食べられていない
・アルテミアだけでは栄養が足りない
・海水の成分が適していない
等々・・・ 。
そこで、飼育条件を変えて、飼育してみました。

1, 水温
エフィラを飼育する際、基本的にはポリプの飼育温度と同じ温度で飼育しますが、温度をちょっといじって飼育してみましたが、結果何も変わらず。それならば、海水の成分を変えたら何か変わるかもと思い、漁港で汲んできた水で飼育してみましたが、何も変わらず。

2, 容器
広々空間が大切なのかもと思い、遊離したてのエフィラをいきなり大きめの水槽で飼育してみましたが、何も変わらず・・・。

3,
顕微鏡下で観察していると、どうやらムラサキクラゲのエフィラは餌を上手に捕まえて食べられないようです。
そこで、顕微鏡下で柄付き針を使って口に直接アルテミアをくっつけてやると・・・ 食べない。食べないんかい。
そこで、アルテミアを針でちょっとつぶしてやると、すぐに食べてくれました。
もしかしたらアルテミアの殻が好きじゃないのかもしれません。
ちなみにこの作業はとてつもなく細かく、クラゲサイエンスで集中していると、お客さまにロボットと間違えられたことが何度かあります(笑)。
そして、栄養が足りないかもということで、カキのミンチをあげてみると、すぐに食べてくれました。
餌を食べられるようになって、成長がみられるかも、とすごくすごく期待したのですが、エフィラの形が変わってくることはありませんでした・・・。

こうして、さまざまな工夫をしてみましたが、ムラサキクラゲが成長することはありませんでした。
上記の条件を複合させてみても、姿はエフィラのまま。
いったい何を変えれば成長してくれるのでしょう。
もしかしたら私の想像もつかないような、何か大切なものが欠けているのかもしれません。
あきらめずに、もっといろいろなことを試してみようと思います。

クラゲサイエンス


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