2019年10月18日
トリーター:樋口

今週のおすすめ

今年産の季節来遊魚今年産の季節来遊魚

みなさま、台風の被害は大丈夫でしたでしょうか。
被災された方々の一日も早い復興をお祈りしています。

めっきり涼しく秋らしくなってきましたね。
金木犀の香りがとても好きなので外に出るのが嬉しいです。
少し涼しくなってお出かけもしやすい季節です。ぜひ、“えのすい”に遊びにいらしてください。

では今週のおすすめです。

今年産の季節来遊魚

16日に展示変更をしたばかりです!
昨年採集した魚たちを、今年採集した魚たちにがらっと入れ替えました。
小さくてあどけない幼魚たちがとても愛らしいです。

一年、この水槽で大きく育った昨年産の魚たちはバックヤードでようすを見た後、トロピカル水槽に仲間入りの予定です。

季節来遊魚ってなんぞ?という方は私が毎年しつこく書いているトリーター日誌をご覧ください。
簡単にいいますと南の海の魚が黒潮にのって関東の海にやってくるよ!ということです。

毎年、水温や黒潮の蛇行具合で流れてくる魚の種類、数が変化します。
今年は結構良いという噂を聞いていたのですが、予定していた採集日が両日とも台風のあとでした・・・。特別、レア種は出会えませんでしたが、ここ数年でいちばん採れた種類が多いかな?

逗子沖水槽 ちびハコフグたち

↑の季節来遊魚採集のときに採れました、小さなハコフグとシマウミスズメを逗子沖水槽に追加しました。
コロンとした丸い体と小さなヒレで泳ぐ姿は結構人気があります。


ハコフグ


シマウミスズメ

イシガキフグのグギョットちゃん

さかなクンさんが取材でいらした際に、イシガキフグのグギョットちゃんを“えのすい”にプレゼントしてくださいました!(手描きの解説板も!)
今どこにいるかといいますと、水族館入ってすぐの波の出る水槽の左(じゃぶじゃぶ水槽と呼んでいます)に暮らしています。
ここにはもともと先住のイシガキフグがいたのでグギョットちゃんと仲良くできるか心配でした。
でも、いざ同居をはじめてみると意外と仲良し!
特に小競り合いや威嚇もなく、むしろなんだか連れ立って泳いでいることが多いのです。
先住のイシガキフグはちょっと食欲を無くしていて、体調が悪いのかなぁと思っていたのですが、食欲旺盛なグギョットちゃんにつられてとてもよく食べるようになりました。

結構魚は種類同士、個体同士でも相性がありますが、先住のイシガキフグとグギョットちゃんは相性が良いみたいです。

“えのすい”のニューフェイスたちにぜひ、会いに来てくださいね!




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