2019年12月03日
トリーター:黒川

生き物との距離感

みなさんこんにちは!
気が付けばもう 12月ですね! 今年ももう残すところあとわずか、、、2020年に向けてラストスパートも頑張っていきたいと思います!

話は変わりますが「相手との距離感」て、とても大切ですよね。
仲の良い人や好きな人とは、安心感から距離が近くても何とも思いませんが、まったく知らない赤の他人が自分のパーソナルスペースに入ってくると、嫌~な感じがします。
人間相手ではなくても、動物たちと近い距離にいる私たちは特にパーソナルスペースや間合いといったものを意識しなくてはいけないなぁと最近思うことがありました。

先日、ウミガメに給餌をしていた時、先輩トリーターから
「生き物と向かい合っているときは気を抜いてはダメだよ。しっかり間合いをとらないと!」とアドバイスをもらいました。

その時、私はアカウミガメに給餌をしていました。
アカウミガメは噛む力がとても強く、手や足を噛まれてしまうと本当に指がなくなってしまうくらい強靭な顎を持っています!!


アジやイカを、大きくて丈夫なピンセットを使ってあげるのですが、「ウミガメが食べやすいようなるべく見えやすい位置に落とそう」とか、「あとイカを何匹くらいあげよう」など考えていると、アカウミガメとの距離(間合い)を詰めすぎていて、ときどき「ハッ!」っとすることがあります。
手や腕にばかり集中していると足元を噛まれてしまいそうになるし、次のエサを取るのに必死になっているとウミガメに背中を向けてしまうし、隙だらけです。

毎日ウミガメの世話をしていると、その大きさや力の強さに慣れてきてしまいますが、相手は体重が 100キロを超える、野生の生き物だということを忘れてはいけませんね。
いつでも気を引き締めて、動物たちとの距離感を意識することを学びました。

ウミガメの浜辺

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