2019年12月31日
トリーター:北田

2019年を振り返って

平成がおわり令和元年を迎えた2019年もきょうでおわりです。
明日からは2020年が始まります。
来年は夏に世界的なスポーツの祭典もありますし、より世界へ向けてのイベントや展示を考えてゆきたいと思っています。
さて、明日からおもしろいイベントも実施するのですが、きょうは一年をちょっと振り返ってみませんか?

1, 夜のえのすい研究会 Vol.59 海の中のさまざまな恋の形「求愛、共生、そして寄生」(2月)
何でバレンタインに寄生虫の話をするのだろうとこの時思った方もいたかもしれません。
そうなのです。この時から特別展示の構想があり、参加者の反応を見ていました。「バレンタイン特別展示 究極の片思い 水中の寄生虫たち」は1月14日からです。


2, えのすい15周年&えのすいeco10周年(4月)
開業5周年を機にスタートしたえのすいeco、生物に関する生態学(エコロジー)、そして環境を考える活動(エコアクション)も10周年を迎えました。
その活動象徴となる環境水槽もリニューアルし、相模湾のイソギンチャク畑をご紹介しています。オープン直後より、現在の方が安定していて見応えがありますよ。

3, 元号が令和に(5月)
令和にちなんで、名前に「レイワ」が隠れているカクレイワガニを展示いたしました。
現在は展示を終了していますが、名前に「イワ」が隠れたトリーターがまた展示したいと時々呟いています。

カクレイワガニ

4, アカウミガメ&カピバラリニューアル(7月)
アカウミガメプールは自然に近い環境で優雅に泳ぐようすを、カピバラ展示は水辺で暮らすようすを間近でご覧いただけるようになりました。
見た目だけではなく、カピバラの飼育環境やアカウミガメの繁殖計画など今後をよく考えたリニューアルなので長期的にようすを見てみてください。


5, カツオノエボシの展示(今年の展示は5月28日が最初で10月26日が最後)
片瀬海岸西浜に打ちあがった回数も多かったかもしれませんが、水族館内での飼育日数もどんどん伸びています。
特に夏休み期間から秋まで、クラゲサイエンスにて多くのお客さまにご覧いただけたかと思います。この環境だからできる展示、来年も頑張りたいです。

6, ヒカリノエノスイのオワンクラゲ展示(7月13日~12月25日)
クラゲのように寿命が長くなく、限られた水量で長期展示することは簡単なことではありません。
なので一種類に注目させることは担当者にとってかなりのプレッシャー。まあトリーターはそんな姿を見せないようにしていますが、その中でオワンクラゲはこの長丁場よく頑張ってくれたと思います。

来年はどんな年になるでしょうか。
みなさまにとって良い年になりますように。

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