2020年07月25日
トリーター:今井

金魚展の補欠選手のご紹介

7月は、星空を眺められる日がとても少なかったのですが、「天体」にちなんだ珍しい品種も考えていました。
現在、展示している龍鱗(大きなウロコ)の品種(ドラゴンスケールオランダ、リュウリンランチュウ)においては、「りゅう座」という夏の星座があることを今更ながら知ったのでした。


上段中央の展示水槽

また、「半月」にちなんだ品種も展示検討していたので、写真だけご紹介いたします!


ハーフムーンオランダ(協力: トロピカルフィッシュ佐野別館)

他にも、バックヤードには今回のテーマ「江の島散歩」の補欠選手がいるのですが、出番が無かったため、せめて動画だけでもご紹介させてください。

イルカキンギョ → “えのすい”イルカショーご案内役
(注:この個体は品種ではありません。また、背びれがうまく揃っていませんので、展示には至れませんでした・・・が、とてもよく慣れていて、前を向いてサインを待っているように見えます。)


本来は開き尾のワキンで、不完全な背ビレをもつ個体を業者さんがこう呼ぶこともあるそうですが、大抵は流通前に選別されてしまいます。それでも一時期、平たい尾びれを持ったワキンの品種化が試みられたようです。

さて、この夏から金魚を飼われる方も多いと思いますが、長生きしてもらうには、それぞれの品種(また同品種でも成長段階)に向いた飼育方法にすることが肝腎です。
・浮き葉の水草を入れた屋外の睡蓮鉢。
・砂利を敷いた底面フィルターの水槽。
・エアーストーンで送気のみのトロ船(セメントを練る容器)。
好みの容器で好みの金魚が飼育可能か否か、お店の方によく相談してから購入してくださいね。
当館のテーマ水槽にはオーバーフロー(集中ろ過)システムが設置されていますが今は運転せず、金魚ではスポンジフィルターを使用して、毎朝こまめに換水と糞掃除をしています。
まずはうまく飼育できている方法を真似してみましょう。
あとは、不思議なことですが、興味を絶やさずこまめに見てるだけでも、うまくいくような気がします。

テーマ水槽

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