2020年08月22日
トリーター:城戸

ペンギンのヒナの愛称募集を開始します!!

こんにちは。
今日から2月・4月に生まれたペンギンのヒナ3羽の愛称を募集します。

フンボルトペンギンの寿命は約25年、現在“えのすい”の最年長「ルビー」は30年生きています。
長年使用する愛称なので、ペンギンにとっても毎日ペンギンに話しかける私たちトリーターにとっても大切なものになります。

ここからは、それぞれのペンギンの生い立ち・特徴を生まれた順番でお話しします。

仮名 フク2(“えのすい”では母親の名前 + 何番目のヒナかで愛称がつくまで呼びます)
2月26日生まれ
母親は“えのすい”生まれの「フク」、父親は豊橋総合動植物公園からお婿に来た「マーチ」です。
昨年生まれた「レイ」のきょうだいですが、レイは「ハク」と「セサミ」に育てられたので、フク2はフクとマーチが育てた初めてのペンギンです。
今まで若いペンギンの子育てがあまりうまくいかず、ベテランのペンギンたちに子育てを代行してもらっていました。しかし、今回フクとマーチは無事にヒナを育てることができました。フク2は親2羽にとっても特別なペンギンです。

フク2は食べ物には目が無く、魚を見ると思わず寄ってきます。遊ぶのも大好きでキク1とプールで紐の引っ張り合いっこもしています。

仮名 キク1
4月3日生まれ
母親は“えのすい”生まれの「キク」、父親は実はわかっていません。普段キクは仲良しのメス「ウタ」といます。複数のオスからアプローチを受けていたので、もう少し大きくなったら検査をして確定します。お楽しみに!
子育ては仲良しのキクとウタでしました。ウタは以前別のオスと子育てをしたことがありましたが、死別してしまい、約10年ぶりの子育てです。キクは初めての子育てでした。メス同士で縄張りを守りながら子育てをするのはなかなか大変で、特にキクとウタはあまり強い方ではなく、他のペンギンからヒナが攻撃されないように頑張っていました。

キク1は警戒心が強いです。しかし、トリーターをしっかり観察して理解しようとしているので、これからいろいろなことを覚えるのは早いかもしれないです。

仮名 キク2
4月7日生まれ
キク1と同じく母親はキクです。キクとウタが2羽同時に育てるのは大変なので、ベテランのメス同士の仲良しペンギン「ルビー」と「サニー」に育ててもらいました。サニーが産んだ無精卵とキクの卵を交換し、子育てをお願いしました。
ところでみなさん、この日誌の最初にルビー30歳とお話ししたのを覚えていますか?
そうなのです。高齢なルビーですがバッチリ子育てをしてくれました。

キク2は稀に見る、人懐っこいヒナです。
親離れ直後は人を警戒しますが、キク2は初めて見る人や大きなカメラにもすぐに近付いていきました。

3羽でかなり違う性格のヒナです。
ぜひ1羽1羽じっくり観察をして素敵な名前を付けてください。

ペンギン・アザラシ

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