2021年06月01日
トリーター:大下

相模湾大水槽の奇妙な…

今回は相模湾大水槽で見られる奇妙な光景をご紹介します。
まずは「奇妙な一列」です。


先頭がゴマフエダイ、ギンガメアジ、ヨスジフエダイ、ちょっと奥にテンジクイサキ、ちょっと奥の下がり気味にオキフエダイ、そして、少し続きます…
相模湾大水槽ならではのさまざまな魚種が並んでいます。なぜ?ほぼ一列に並んでいるかというと、先頭のゴマフエダイの真正面の擬岩から海水が噴き出ています。その水流に逆らうべく、泳いでいるのですが、なぜ泳いでいる?の理由は「魚たちのみ知る」が答えかと。

続きまして「奇妙な並び」です。


分かりづらい画像ではありますが、ダイビングショー「うおゴコロ」で活躍していたヒラニザの「チルチル」とコケウツボの並びというか、寄り添う姿です。私の好みと言われればそれまでですが、珍しいなと思いつつ、奇妙でもあるなと思い、写真に収めました。
写真を撮った以降、この並びは見たことがありません。奇妙かつ、貴重な一枚かと。

最後に「奇妙な並び(その2)」です。


サビウツボとアカハタの奇妙な並びです。たまたま居た瞬間を抑えたので、写真ならではの並びになります。
アカハタはひと昔前は隠れてばかりでしたが、最近は良く見える場所にいます。口が半開きのアミウツボと、とぼけた顔のアカハタの並びというか、取り合わせがなかなか面白いと思うのですが…どうでしょうか?

朝に出勤して、展示生物の状況を見つつ、今回のような奇妙で、なんか面白い光景を写真に収めるべく、相模湾大水槽周りをのんびり歩いています。
みなさんも少し視点を変えると興味深い光景を見ることができるかと思います。これもまた一興ではないでしょうか?

相模湾ゾーン

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