2021年06月17日
トリーター:大内

オモチい〼

4月下旬より、バックヤードで飼育していました「オモチ」を不定期ながら展示に出せるようになりました。
昨年の8月に「ヨモギ」との闘争が発端でバックヤードで飼育していましたが、少しずつトレーニングをしていき、展示に出せるようになりました。

「オモチ」はとても警戒心が強いです。知らない人がバックヤードに入ってくると、怖がってしまい、餌すら食べずに寄り付かなくなってしまうということが多々ありました。
心配しつつも海側の展示エリアに出してみると、はじめの数回は警戒というよりかは「ヨモギ」対して興奮していました。しかし最近では落ち着いて一日を過ごせるようになりました。また、オッターショップ脇の木の中の展示でも一日を過ごせるようになってきました。
生活環境の変化を心配していましたが、それほど警戒しているようすはなく、今回一番大変なのが、「オモチ」の移動手段です。

ちなみに「オモチ」の移動手順としましては以下の通りです。

バックヤード(ケージ移動) → 展示エリア → バックヤード(ケージ移動)

夜はバックヤードで就寝してもらい、日中に展示に出るという流れにしています。

移動はケージに入ってもらい、そこから移動します。「オモチ」自身が慣れている場所であれば、移動用のケージへ容易に入ってくれるのですが、慣れていない場所だとケージに入る事を警戒し、なかなか入ってくれないです。
海側の展示エリアは、すでにケージには安定して入るようになっていますが。オッターショップ脇の展示内だと、なかなかケージに入ってくれません。
それなので、なかなかオッターショップ脇で「オモチ」を見かける頻度というのは多くないですが、少しでもいろいろな場所で多くの刺激を受けて「オモチ」に刺激溢れる生活をしてもらいたいと思っています。

一日のどのタイミングで展示に出るかは日によって異なり、終日出ない日もありますが、今後の「オモチ」の展示場所に注目してください。

カワウソ~木漏れ日のオアシス~

RSS