2022年05月05日
トリーター:加登岡

兜飾り

きょうはこどもの日です。
こどもの日には男の子の健やかな成長を願って兜を飾っているご家庭も多いのではないでしょか?
そこで私も兜作り?に挑戦です。
何で兜を作るかというとニシキエビの脱皮殻です。
先日ニシキエビが“えのすい”に来て2度目の脱皮をしました。
脱皮の凄いところは、無くなった脚でさえ再生して出てくることです。
“えのすい”に来た時にすでに1本脚が無かったのですが、1回目の脱皮で小さい脚が出てきて、今回の脱皮でほとんど他の脚と変わらないサイズとなりました!
ちょっと脱線してしましましたが、話を戻すと、この殻をうまく加工してハンズオン用の標本を作りたいなと思い立ったわけです。

どうですこの脱皮殻!立派でしょ?これを見たら残したいなと思ってしまうのが飼育員の性です。
1度目に脱皮した時も、脱皮殻を乾燥させて標本作りにチャレンジしましたが、1日乾燥させて、翌日に見た時にはバキバキに割れてしまっていました。タカアシガニではただ乾燥させるだけで大丈夫と聞いていたので、ショックでした。
そのため今回は前回の失敗を活かして、ちょっと方法を工夫してみようと考えています。
その方法とは…成功したらお伝えしますね。
たった1日の乾燥で壊れてしまうので、きょうも心配ではあるのですが、何とか割れずにあしたを迎えて欲しいと願っています。
成功したら、次回の日誌で報告しようと思いますが、もし何も脱皮殻に触れていなかったらその時は…お察しください。

※ニシキエビの展示は2023年2月17日をもちまして終了しました。

太平洋

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