2022年11月11日
トリーター:中村

中村調べの水槽 3

アオヤガラアオヤガラ

今回紹介する展示水槽は、アオヤガラとイイダコがいる水槽(相模湾ゾーン 沿岸水槽)です。

前回の日誌は、イイダコについて紹介しました。
今回の日誌ではアオヤガラについて紹介しようと思います。

アオヤガラは、暗青色の特徴的な細長い体をしています。
吻はストローのようになっていて、名前の由来は矢「矢柄」に形が似ているため「ヤガラ」と呼ばれているそうです。
あまり一般には出回らないようですが、煮魚や焼き魚にして食べられるようです。
最大で体長 1.6mほどになります。
“えのすい”のアオヤガラも大きく、1m以上あるのではないでしょうか。
バックヤードにも小さいアオヤガラがいて、体長は 20㎝ほどです。

バックヤードにいるアオヤガラバックヤードにいるアオヤガラ

実は、展示している立派に育ったアオヤガラも最初はこのように小さかったようです。
当時飼育していた方たちの話しを聞くと餌を食べるようになるまで大変だったとのこと。
まずは、生餌(生きている小魚)をあげていて、食べるようになったら餌となる解凍した魚をあげます。
この動かない魚を食べさせるのに苦労します。
小魚を餌付け棒につけて、生きているかのように動かしながら食べさせます。
釣りをしているような感覚に近いでしょうか?
毎日やり方を変えながらチャレンジです!
現在展示しているアオヤガラたちは、食欲旺盛でイカも小魚も上から落とせばすごい勢いでたべてくれます。
これは、トリーターの努力の賜物ですね!


バックナンバー
中村調べの水槽 1
中村調べの水槽 2


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