2022年11月28日
トリーター:小形

最近のペンギン事情

ペンギンプール正面向かって右側の分けられたエリアには、現在「テン」「コメ」「コンペイ」「ブラウン」「チョキ」の 5羽が生活しています。

もともと「テン」「コメ」がお見合いのため 2羽で生活していましたが、「テン」は人工育雛で育ったこともあり、なかなか 2羽の距離が縮まらない状況でした。

それとは別に、「コンペイ」と「ブラウン」においてもペアになることを目標に見守っていましたが、メスの「マリー」が積極的にオスの「ブラウン」にアプローチしにいくことで三角関係のような状況が続いており、なかなか「コンペイ」と「ブラウン」の交尾が見られるような状況にまでは至っていませんでした。

三角関係な3羽…。(左から「コンペイ」「ブラウン」「マリー」)三角関係な3羽…。(左から「コンペイ」「ブラウン」「マリー」)

そこで今回、「テン」と「コメ」のエリアに「コンペイ」と「ブラウン」を同居させ、それぞれのペアの結びつきを強めようという作戦に取り組んでいます。

「コンペイ」と「ブラウン」は、はじめは環境が変わり落ち着きが無いこともありましたが、少しずつ慣れてきていて、「ブラウン」が積極的に「コンペイ」にアプローチするようすも見られています。夜は設置した巣に 2羽で入って、寄り添って寝ている微笑ましい光景も見られます。

まだ少し時間はかかりそうですが、着実に距離は縮まっているようすなので、2羽のペースで進んでいってほしいなと思います。

ここまで読んで、あれ、「チョキ」はなんで一緒にいるの?と思った方もいますよね。
実は「チョキ」はオスの「サン」をめぐってメスの「ヒカル」などと激しく喧嘩をしてしまうことがありました。現在「ヒカル」は、嘴(くちばし)の付け根に治療中の箇所があるため、喧嘩してしまうと患部が傷つけられたり出血してしまう恐れがあります。なのでしばらくの間は「ヒカル」と「チョキ」を別々の環境にし、「ヒカル」の経過とともに落ち着くまでようすを見ているところなのです。

いろいろと複雑な事情がありますが、きっとそれぞれに良い結果が出ることを願います…☆!

ペンギン・アザラシ

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