2023年03月05日
トリーター:加登岡

SHARKS“えのすい”のサメ展への道 3

定置網でのサメ入手から、さらにサメ入手は続きます。
今度は深海ザメの釣り採取!
狙うはフジクジラやフトツノザメです。
そのほか、あわよくば珍しい深海ザメが釣れるのではないかと期待に胸を膨らませて、トリーター 3人で狙います。

この日は曇り空で、風もあり、寒いなかでの釣りでした。
サメを釣るぞと意気込み、前日に作った手作り仕掛けで望みます。

においでおびき寄せるためにイカのハラワタとイワシの餌のペレット、人工餌量を混ぜた特製撒き餌を使用します。
針にはサンマを付けて釣り開始!
水深 200m付近で獲物を狙います。

がしかし、なかなか竿に当たりはありません。
最初に当たりを引いたのは今井トリーターで、ギスを釣り上げました。
続いては北嶋トリーターで、同じくギスとウッカリカサゴを釣り上げます。
刻一刻と終了の時間が近づきますが、サメは姿を現しません。
それよりも私だけ坊主で終わりそうという状態です。

竿と睨めっこしながら、当たりを待ちます。

「ビクッ!?」

「こ、これは!」

ついに私の竿にも当たりが!
そして、ついにその姿が!

イズカサゴでした・・・

そして釣りは終了・・・

残念ながら深海ザメを釣ることはできませんでした・・・
やはりそう簡単にはいきません。むしろ前回の定置網が奇跡でした。
サメが釣れずに精神的に余裕が無かったため、釣った魚の写真を誰も撮っていませんでした。
意気消沈しながら帰宅します。

しかし、翌日に朗報が!

なんと別件で、九州に調査に行っていた杉村トリーターから、○○○○ザメを九州の水族館からもらえるとの情報をいただきました。
まさに深海ザメ!
鹿児島県にいた杉村トリーターたちが、トラックで当館まで運びんでくれ、無事に搬入することができました。

「 SHARKS “えのすい”のサメ展 」で展示予定です。
開催まであと 13日! 楽しみにお待ちください!

※生物の状況により展示を変更することがございます。

バックナンバー
2023年2月23日 SHARKS “えのすい”のサメ展への道 1
2023年2月27日 SHARKS “えのすい”のサメ展への道 2

※2023年5月28日をもちまして「SHARKS“えのすい”のサメ展」は終了いたしました。

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