2023年03月13日
トリーター:西川

潜水器材の管理について

水族館では、水槽の掃除やショーなどで日常的に潜水をします。ときには水族館の外でも生物の採集や環境保全活動をすることがあります。今回のトリーター日誌は、そのような活動に無くてはならない潜水器材についてのお話です。

上記のような活動を支えるために、水族館にはさまざまな器材があります。
“えのすい”では主に野外用と潜水掃除用、ショー用で用途ごとにそれぞれの器材を準備しています。たとえば、野外用の潜水器材としてBCD(浮力調整具)やフィン、ダイビングマスクなどがありますが、これらは一つのメッシュバッグの中にまとめて管理しています。

特に野外の潜水作業は自然を相手にするので、このメッシュバッグを持ち出すとき、戻すときは中身を必ずチェックして器材の傷や紛失物の有無を確認します。さらに、古くなったものや予備の器材をチェックする在庫管理も 3 ~ 6 か月ごとにおこなっています。前回のチェックが11月だったので、そろそろやらなきゃなという感じ。器材の数が多くて大変だけど、頑張るぞ~。

野外用以外にも、潜水ボンベの耐圧検査をしたり、水槽内の潜水者に空気を送るコンプレッサーを定期検査したりと、定期的なチェックで事故を未然に防いでいます。
安全の確保は採集の成果を高めたり、ショーをより良いものにする第一歩ですからね。しっかり管理していきます!

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