フィールド活動https://www.enosui.com/index.htmlフィールド活動- 鹿児島湾 生物調査(7)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00809<br>みなさん こんにちは! 八巻です。<br />
本当に早いもので、あっという間に調査最終日となってしまいました。<br />
思い返せば短いような長いような7日間。南星丸の調査がきのうのことのようにも思えますし、ずいぶん前のことのようにも思えます。<br />
ともあれ、泣いても笑ってもきょうは調査7日目最終日、しっかり頑張っていきたいと思います!<br />
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本日はにきのうに引き続き、「新日丸」で無人探査機「はくよう」を使って鹿児島沖の海底を観察します。<br />
きょうは朝7時ごろから潜航が始まりました。この時間から無人探査機を使って調査をするのは、私自身初めてのことです。<br />
これはもしや登ったばかりの朝日と「はくよう」を撮ることができるのでは!? と待ち構えていましたが、やはり最高のタイミングで写真におさめることができました!<br />
かっこいいです!!
2023-12-15T15:46:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(6)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00807鹿児島での最後の調査は、新日丸に乗船し、ROVでの深海生物観察です。<br />
かごしま水族館の方と一緒に乗船します。
2023-12-14T21:53:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(5)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00808<br>みなさんこんにちは!八巻です!<br />
調査もあっという間に5日目です。本日は当初移動日でしたが、あしたからお世話になる予定の深田サルベージ建設株式会社「新日丸」の乗船地が、種子島の西之表港から鹿児島港に変更になり、鹿児島市内から移動しなくてもよくなりました。<br />
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そこで本日は、空いた時間を利用して鹿児島 市平川動物公園を視察に訪れることにしました。
2023-12-13T12:21:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(4)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00804<br>今回、私たちは鹿児島で、3つの調査に参加します。<br />
2つ目は、水中ドローンの開発会社 FullDepthさんに同行し、鹿児島湾の調査をおこないました。<br />
前日 12月11日が悪天候だったため、翌日 12月12日に調査を見送りました。一瞬わずかに雨がぱらつくこともありましたが、おおむね良い海況でした。<br />
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鹿児島の釣り船 潤風丸さんに乗せていただき、調査をおこないました。
2023-12-12T19:00:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(3)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00806<br>みなさんこんにちは!八巻です。<br />
鹿児島調査も3日目となりました。<br />
きょうは本来であれば先日まで調査していたハオリムシサイトの西にある、海底に熱水のが湧く水深 200m海域で調査を行う予定でした。<br />
しかし残念ながら荒天となり、予備日となっているあしたに延期、きょうの調査は中止となりました。<br />
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そこで、きょうは先輩が経営するタツノオトシゴハウスというところへお邪魔することにしました。<br />
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タツノオトシゴハウスは、薩摩半島の先端、南九州市頴娃町にある、タツノオトシゴに特化した観光養殖場です。加藤さんという私と同じ大学出身の先輩が代表をつとめています。<br />
施設内でタツノオトシゴの生体を見ることができたり、タツノオトシゴグッズを売っていたり、地元と協力してタツノオトシゴハウス周辺の地域振興にも力を入れています。<br />
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私が訪れるのは 10年ぶりに近いくらいかもしれません。<br />
海沿に面したレストランを改造した建物で、とても景色が良いのです。
2023-12-11T21:50:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(2)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00805<br>きょうも晴天。おだやかな海です。<br />
鹿児島大の南星丸は初めて乗せていただく船ですが、コロナ前に何度か機会のあったいくつかの調査船の雰囲気を思い出し、懐かしい気持ちも湧いています。<br />
私たちは4日間の調査期間の後半2日間に参加させていただいており、きょうが全調査の最終日となります。<br />
<div style="margin-left: 1em; text-indent: -1em;">本日のメニューは、</div>
<div style="margin-left: 1em; text-indent: -1em;">1, 水中ロボット実験(東京大学)</div>
<div style="margin-left: 1em; text-indent: -1em;">2, たぎりホイホイ回収(かごしま水族館)</div>
<div style="margin-left: 1em; text-indent: -1em;">3, サツマハオリムシ生息地点VR用動画撮影 by 水中ドローン(新江ノ島水族館)</div>
<div style="margin-left: 1em; text-indent: -1em;">4, タギリカクレエビ仕掛け回収 by 水中ドローン(かごしま水族館&新江ノ島水族館)</div>
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水中ロボットの実験は、ほんのもう少しだけ潮の流れがあった方が 実験としては良かったようですが、とにかくそれぐらいベタ凪で、そのほかの作業等は快適でした。<br />
水中ロボットの実験中は停船していたので、その間、鹿児島大の学生さんに手伝っていただき、船べりからクラゲの採集をしてみました。
2023-12-10T20:40:00+09:00フィールド活動
- 鹿児島湾 生物調査(1)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00803<br>みなさんこんにちは!八巻です。<br />
今回は3つの調査を行うため、足立トリーターと鹿児島に来ています!<br />
まず1つ目の調査、きょうとあしたは、<a href="/onboardentry.php?eid=00778">昨年</a>に引き続き鹿児島大学水産学部附属練習船「南星丸」に乗船させていただきます。
2023-12-09T21:00:00+09:00フィールド活動
- 三陸フィールド調査(後半)<br />
「三陸の海、藻場再生活動に参加して」
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00810<br>
みなさんこんにちは! 八巻です。<br />
遅ればせながら、先日ご報告した「<a href="/onboardentry.php?eid=00801">東日本大震災の被災地をめぐって</a>」の後半、三陸の海の藻場再生活動への参加についての記事を書かせていただきます。<br />
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私たちはここ数年、江の島のフィールドで環境保全や環境教育の活動をおこなっている江の島・フィッシャーマンズ・プロジェクト(EFP)へ協力、活動に参加して江の島の藻場保全に携わらせていただいています。江の島にはもともとカジメの海中林がありましたが、近年急速に減って磯焼けが進んでおり、その保全と再生を目指すことが活動の目的です。<br />
3年前ほど前、私が保全活動に参加しはじめたころは、少ないながらもまだカジメを観察できました。しかし今では、自然のカジメを見ることは全くできなくなってしまいました。文字通りの壊滅状態です。<br />
最近は近隣で拾ったカジメから、遊走子と呼ばれるカジメの“種”の出る部分を網袋にいれ、「スポアバッグ」を作成、海底に設置してカジメ藻場の再生を目指しています。狙い通り、スポアバッグを設置した周辺に新たなカジメの幼体が確認できることもありますが、おそらく食植性の魚類に食べられてしまい、うまく育たないということが続いています。とはいえ対策を模索しながら、少しずつ前進できています。<br />
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このように、私たちは江の島の海では保全活動に継続して関わらせていただいていますが、一方で他の海での保全活動や再生に成功した藻場を見たことはありません。そんな中、EFPの活動にも参加しており、震災後に三陸で藻場の再生に成功し、現在も保全活動を継続しているという三陸ボランティアダイバーズ(三ボラ)の活動へ参加させていただく機会を得ることができました。<br />
私自身、前の報告にも書かせていただいた通り、三陸は大学時代を過ごした地でもあります。しかし、三陸にいた当時は釣りをしていた程度で海に潜ったことはありませんでした。今回初めて三陸の海を見ることができるのも、とてもうれしく楽しみにしていました。そして何より、相模湾以外の海を見て体験することで、相模湾をより深く知ることができるという点も、私たちトリーターにとってとても意味のあることだと思っています。<br />
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今回は代表佐藤氏を中心とした三ボラのメンバーの方に案内していただき、藻場の保全活動を体験させていただきました。潜った場所は大船渡市三陸町の浪板海岸と、大槌町吉里々々の吉里吉里フィッシャリーナです。<br />
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まずは大船渡市三陸町の浪板海岸。
2023-10-27T16:56:00+09:00フィールド活動
- 三陸フィールド調査https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00801<br>
<b>東日本大震災の震災地を巡って/大下</b><br />
10月24日から27日にかけて、岩手県を拠点に海藻の再生に取り組み、成功をしている三陸ボランティアダイバーズの活動に参加してきました。<br />
全国的にワカメや昆布などの海藻やアマモなどの海草が生える「藻場」は壊滅的な状況であります。藻場再生の成功事例を実際に見に行き、活動にも参加してきたわけですが、みなさんもご存知の通り、訪れた岩手県は東日本大震災で被災し、復興した地であります。<br />
今回は数日間の滞在ではありましたが、震災から復興した地を巡って、自身が感じたことを報告します。藻場再生については近日中に報告しますので、お時間をください。<br />
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藻場活動では左の画像の大船渡市浪板海岸、右の画像の大鎚町吉里吉里海岸を訪れました。
2023-10-27T00:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(7)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00800<br>
あっという間の1週間が過ぎ、豊潮丸は広島県呉港へ回航しています。<br />
きのうが最後の調査だったので、きょうは乗船したみんなで、1週間お世話になった豊潮丸の掃除をします。<br />
掃除機掛けやトイレ掃除は毎日おこなっていましたが、最終日はデッキの掃除をしたり救命胴衣、ヘルメットを洗って干したり少し特別感がありました。
2023-10-20T19:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(6)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00799<br>
きょうは調査 6日目、いよいよ最後の調査です。<br />
1週間が、あっという間に過ぎようとしています。<br />
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きのうには薩摩硫黄島を出港して、水深 200m付近でビームトロール調査をおこないながら、種子島の西之表港に入港。ビームトロールで採集された生物の写真をちょっと紹介します。大きさが 1~ 5cm程度で小さな生き物たちでした。
2023-10-19T12:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(5)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00798<br>
早いもので、調査航海はもう折り返しです。<br />
きょうは硫黄島港を出港して種子島へ移動します。出港の時間になると、近くで硫黄島を見ようとデッキへ出てみました。
2023-10-18T12:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(4)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00797<br>
きょうの日誌に入る前に、今回の私のメインミッションについて、少し紹介します。<br />
本航海の主たる目的は、薩摩硫黄島の直ぐ側の昭和硫黄島の海底に生息しているタイワンホウキガニの採集調査になりますが、実はその沖海底350m付近では、海底から火山性ガスが湧き出て鹿児島湾でみられるような“たぎり”が確認されています。さらにその場所にはハオリムシの仲間も確認されています(三宅 2020)。<br />
そして、もう少し浅い場所にも火山ガスが湧き出ている“たぎり”が確認されていて、ハオリムシが生息している可能性が考えられます。<br />
そこで、今回の私のミッションの 1つは、水族館から水中ドローンを持ち込んで、“たぎり”とハオリムシの発見と採集です。<br />
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きょうは調査 4日目、半袖では少し肌寒い朝です。硫黄島港の中は日差しも明るく、風も程よくとても気持ちの良い朝です。甲板の上でつい体操をしてしまうほどに気持ちが良いです。<br />
調査海域まで来ると、昨日に比べて幾分風と流れが弱ってきたようすでしたので、豊潮丸のキャプテンと相談をして、昭和硫黄島の沖200m付近の潜航な可能な場所を選んで、熱水サイトの調査にチャレンジしました。<br />
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ちなみに、昨日(10月16日)の水中ドローン調査は・・・<br />
昨日は、風と流れが強く目的の場所にたどり着くことができませんでした。あまりに風が強いので、薩摩硫黄島の影で風の少ない場所の水深80m付近で、テストを兼ねて最初の水中ドローン調査をおこないました。<br />
水深77mでも水温はなんと27℃と暖かく、海底は薩摩硫黄島に向けて急斜面、底質は粗目の砂で、噴石でしょうか、やや大きめの火山性の岩が点在していました。<br />
しばらく浅場に向かって進んでいくとハタタテダイの仲間やタテジマキンチャクダイ、アカモンガラなどの中型の魚を見ることができました。<br />
薩摩硫黄島の直ぐ近くでしたが、たぎりや温泉の噴出は確認できませんでした。その後は、昭和硫黄島付近の150m付近の海底調査を試みましたが、風と流れで水中ドローンのケーブルが出きってしまい、着底とほぼ同時に離底となってしまい厳しい調査でした・・・
2023-10-17T17:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(3)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00796<br>
きょうからついに本格的な調査が始まりました!<br />
初日の日誌でも書きましたが、特に重要な調査の一つ、硫黄島周辺での潜水調査です。<br />
当初タイワンホウキガニが生息している昭和硫黄島での潜水を目指していたのですが、今朝は波が高く島に近づくことができませんでした。<br />
2本潜る予定なので1本目は昭和硫黄島ではなく、比較的穏やかな海況だった薩摩硫黄島で潜水調査をおこないました。<br />
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潜水調査ではスキューバダイビングをするわけですが、豊潮丸から直接エントリーするのではなく、小型ボートで島に近づきそこからエントリーします。<br />
タンクを背負って機材を持ち、ボートに乗り込んだら豊潮丸の船員さんに操縦してもらって目的のエントリーポイントまで向かいます。<br />
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薩摩硫黄島の周辺はものすごく濁っていて、一緒にエントリーしたはずのほかのダイバーの姿が一瞬で見えなくなりました。<br />
特に中層が茶色く濁っていて、腕を伸ばした先が見えないレベルでした。<br />
タイワンホウキガニは薩摩硫黄島では生息が確認されていないので、まずは熱水が湧き出る箇所を探します。<br />
1時間ほど潜水していましたが、このポイントでは熱水は全く見つかりませんでした。<br />
もちろんホウキガニの姿もありません。<br />
この濁りの中ですが、ほかの魚の姿は少し確認できました。<br />
岩肌にぴたっとくっつくハゼの仲間や、関東の海でも普通に見られるソラスズメダイなどです。
2023-10-16T18:00:00+09:00フィールド活動
- 豊潮丸 薩摩硫黄島ホウキガニ採集調査(2)<br />
https://www.enosui.com/onboardentry.php?eid=00795<br>
実に <a href="/onboardentry.php?eid=00460">9年ぶりの豊潮丸</a> の調査航海に参加しています。<br />
9年前は、瀬戸内海と東シナ海の調査でしたが、今回は薩摩硫黄島の近く北東に位置する海底から突き出た岩の島「昭和硫黄島」の熱水の湧き出る場所の調査です。<br />
薩摩硫黄島(昭和硫黄島)は、鹿児島県と屋久島の間に位置する島です。<br />
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呉港にある練習船基地を出港して、きょうは2日目、まずは調査拠点となる薩摩硫黄島に向けて、回航中です。<br />
瀬戸内海を抜けて、南に向かって航行していきます。<br />
豊後水道に入ってから、いよいよ船の揺れも大きくなり始めました。<br />
きょうの朝には、宮崎県串間市にある都井岬周辺までやってきました。<br />
そして、ついに九州の最南端の佐多岬を横目に見て、黒潮流域へ。<br />
しばらくすると、海鳥が・・・ カツオドリが1羽、そしてまた1羽、最終的には5羽ほどが船の周りに集まってきました。<br />
周囲を見渡すと “トビウオ”が水面を滑空していました。<br />
カツオドリたちは、そのトビウオ目がけて水面すれすれを飛び、そして海へダイブ!!<br />
彼らは、船に驚いた?トビウオを狙って集まってきていたようでした。<br />
カツオドリは間近で見ると、青い顔にスラっとしたフォルムのとってもきれいな海鳥ですね。
2023-10-15T21:43:00+09:00フィールド活動