展示一覧
- 相模湾ゾーン
- 深海Ⅰ ~JAMSTECとの共同研究~
- クラゲファンタジーホール
- 太平洋
- 皇室ご一家の生物学ご研究
- クラゲサイエンス
- ペンギン・アザラシ
- テーマ水槽
- なぎさの体験学習館
- イルカショースタジアム
- タッチプール
- ウミガメの浜辺
- カピバラ ~陽だまりの草原~
- 深海Ⅱ ~しんかい2000~
- カワウソ ~木漏れ日のオアシス~
- えのすいeco環境水槽
展示開始日:2021年4月19日(月)~
青く美しい烏帽子状の気泡体(浮き袋)が特徴で、風に吹かれて移動します。
4月18日(日)の強風で流れつきました。
役割の異なる個虫によって群体が形成されています。
触手はとても長く、強烈な毒をもつ危険なクラゲで、通称「デンキクラゲ」とも呼ばれます。
※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。
展示開始日:2021年4月13日(火)~
全世界の温帯域に広く分布しており、日本では北海道以南に生息しています。
体長は最大で 3mになります。
“えのすい”には昨年やってきましたが、なかなか摂餌せず、一時的に相模湾大水槽で飼育していました。
その後、自力摂餌が見られるようになったため、この度、太平洋のサメ水槽で展示となりました。
メジロザメの仲間は見た目が似ており、種の同定が難しいです。
今回、相模湾大水槽からサメ水槽へ移動した際に、歯の形を確認し、クロヘリメジロザメであると同定いたしまいた。
まだ体長 1m程の幼魚ですが、サメの風格は充分です。ぜひご覧ください。
展示開始日:2021年4月6日(火)~
ナデシコクラゲ Earleria purpurea は、2011年に米国のモントレー湾水族館とモントレー湾水族館研究所が水深 300~550mでクラゲを多数採集して、そこから繁殖させることに成功し、2016年にモントレー湾水族館で展示されました。Earleria purpurea は標準和名がありませんが、クラゲの口唇がナデシコの花のようにみえることから、ここでナデシコクラゲ(仮称)とします。
東日本大震災からほぼ 1年後の2012年3月8日、岩手県山田町沖にて、海洋研究開発機構の研究船「かいれい」による KR12-07航海、ROV「かいこう7000 l l」の第 548潜航調査が行われ、当館スタッフも乗船しました。北里大学海洋生命科学部 三宅 裕志准教授らの研究グループは、この航海の目的の 1つであった深海底における海底ごみの生態系への影響の研究のために、水深 1.127mに空き缶を発見し回収しました(賞味期限 1984年 5月)。どのような生物が付着しているのかを調べるために、水槽でしばらく空き缶にプランクトンを与えて飼育したところ、クラゲのポリプが増殖しました。このポリプからクラゲを育て形態観察し、さらに遺伝子解析したところ、日本では見つかっていなかったナデシコクラゲであることが分かりました。
クラゲ類のポリプを自然界で見つけることは非常に難しいのですが、本研究で、ナデシコクラゲのポリプが水深 1,127mに生息していることが明らかになりました。
また、水深 1,127mに生息していたポリプを研究室及び水族館で維持管理し、育てたクラゲを状態良く水族館で展示するのは、世界初だと思われます。
さらに水深1,127mに沈んだ海底ごみがポリプの着底基質になっていることも明らかにしました。私たちの生活から出たごみが、遠く離れた深海の生態系にも影響を与えているという事実が明らかになったのですが、逆に海底ごみを回収して、飼育していると深海生物を増やすことができ、その生態を明らかにできることも分かりました。これらの成果は、米国の出版社のクラゲ特集号に掲載予定です。
新江ノ島水族館は、JAMSTECと深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています
展示開始日:2021年3月31日(水)~
ヨーロッパに広く分布する大型のナマズで、体長3mほどにまで成長します。
ハトを襲って食べることが知られていますが、当館ではイカやアジの切り身などを与えると一気に吸い込むようにして食べます。
近年、自然分布域外への放流による生態系への影響が心配されています。日本でも、人や生態系への被害を及ぼす恐れがあることから、2016年に環境省より特定外来生物として指定されました。これにより輸入や飼育、放流が禁止されています。
展示開始日:2021年3月3日(水)~
この姿から「ウミグモ」と呼ばれています。
ウミグモの仲間は 1,300種にも上るとされていて、大きさが 1cmにも満たないものから手のひらを超える 40cm近くにまで大きくなる巨大な種まで さまざまです。
陸のクモとは体のつくりが大きく違い、内臓が胴体に収まりきらず、脚の中にまで内臓や生殖腺が入り込んでいます。
頭部の先には、よく発達した徳利(とっくり)状に膨らんだ吻を持っていて、餌生物の体液などを吸うとされています。
新江ノ島水族館では、弱ったヤドカリの体液を吸うようすが観察されていますが、その生態については謎の多い生物です。
展示開始日:2021年1月16日(土)~
「リョウマエビ」は 1955年に土佐湾の水深 200mで初めて採集され、土佐出身の幕末の志士「坂本龍馬」にちなんで和名がつけられました。
しかし 1種だと思われていた「リョウマエビ」を詳細に検討したところ、体色や大きさ、形態が違うもの 3種が混在していることがわかり、1994年に新たに 2種が新種として記載されました。そのうちの 1種が今回公開している「タイワンリョウマエビ」です。
タイワンリョウマエビは西太平洋の日本、台湾からニューカレドニアの水深 150~340mまで広く分布します。
数が少ないものの、日本でも採集・展示例があるようですが、「タイワンリョウマエビ」として展示・公開された例は見当たりません。
公開個体は、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)との連携と協力に係る協定により長期飼育実験を行っています。
公開個体は環境省の令和2年度沖合海底自然環境保全地域調査等業務(JAMSTEC請負、KM20-10C航海)において採取しました。
展示開始日:2021年1月9日(土)~
房総半島以南、小笠原諸島、南西諸島の沿岸の浅い岩場やサンゴ礁に生息する小型のタコです。
唾液腺や筋肉、体表にフグ毒と同じ猛毒のテトロドトキシンを含むことで、海の危険生物として知られています。
胴に短いすじ状、腕にはリング状のサイケデリックな青い斑紋があり、危険が近づいたり、興奮すると鮮やかな瑠璃色(るりいろ)になって有毒であることを知らせます。
一見目立ちそうな色、模様ですが、ほかのタコの仲間同様、擬態能力に優れ、バックヤードで飼育していた時は、水槽の中の岩とそっくりの色になっていました。
姿をくらまし、毒で獲物を制する。
まさに忍者のようです。
展示でも見事に姿を隠すようす、ご覧いただけるかもしれません。
ぜひ、探してみてください。
※生物の状態によって短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。
展示開始日:2020年12月29日(火)~
千葉県から三重県にかけての太平洋沿岸に分布します。
成魚でも全長2cmほどで、その小さく愛嬌のある姿から「真冬のアイドル」としてダイバーに親しまれています。
相模湾では水温が下がる 12月頃になると、産卵のために浅場にやってきた個体が、潮だまりでも見られるようになり、“えのすい”では毎年この時期に展示を行っています。
腹鰭が変化してできた吸盤があり、岩や海藻にはりついて生活します。そのため体色は海藻や岩に似せて緑や赤、茶色などバリエーションに富みます。
普段ははりついてじっとしていますが、餌のプランクトンを与えると小さな胸鰭を一生懸命動かして追いかける姿がまた可愛いです。
小さなアイドルをぜひ、見にいらしてください。
展示開始日:2020年12月2日(水)~
インド洋、太平洋に広く分布し、日本では北は千葉から南は沖縄までの岩礁やサンゴ礁に生息しています。
日中は暗い洞窟の中などに密集し、夜間、餌の動物プランクトンを求めて活動的になります。
腹側に発光器があり、海底から見上げた時に暗い海中では、この光により体の影が消えて見つかりにくくなると考えられています。
和名のキンメモドキは、キンメダイに似ていることからつけられた名前ですが、学名のうちの Parapriacanthus という属名の部分は、Priacanthus (キントキダイ属)に近いものという意味で、和名も学名も他の魚に由来してつけられました。
胸鰭を羽ばたかせ、群れで泳ぐようすはとても綺麗です。
当館では初めての展示となりますので、この機会にぜひご覧ください。
※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。
展示開始日:2020年11月1日(日)~
インドから西太平洋に分布します。日本では八丈島、小笠原諸島、沖縄などで見ることができるほか、伊豆や高知では幼魚が見られます。
潮通しのよいサンゴ礁や岩場などのやや深場でくらしています。
成長とともにメスからオスへ性転換しますが、雌雄で色や模様が異なり、しま模様が無く、背中側が薄っすら黄色く色づくのがメスで、横しま模様があるのがオスです。
ヤッコ類は性格がきつい種類が多いのですが、本種は穏やかで、トロピカル水槽でもすぐになじみました。
当館では初めての展示となります。
雌雄そろって展示していますので、それぞれの違いを観察してみてください。
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