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新着生物

その姿、まさにニンジャ!「ヒョウモンダコ」展示開始!

展示開始日:2021年1月9日(土)~

ヒョウモンダコ(豹紋蛸)

学名:Hapalochlaena fasciata
英名:Blue-lined octopus
八腕形目 マダコ科
大きさ:10cm
採集場所: 相模湾 荒崎
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


房総半島以南、小笠原諸島、南西諸島の沿岸の浅い岩場やサンゴ礁に生息する小型のタコです。
唾液腺や筋肉、体表にフグ毒と同じ猛毒のテトロドトキシンを含むことで、海の危険生物として知られています。
胴に短いすじ状、腕にはリング状のサイケデリックな青い斑紋があり、危険が近づいたり、興奮すると鮮やかな瑠璃色(るりいろ)になって有毒であることを知らせます。
一見目立ちそうな色、模様ですが、ほかのタコの仲間同様、擬態能力に優れ、バックヤードで飼育していた時は、水槽の中の岩とそっくりの色になっていました。

姿をくらまし、毒で獲物を制する。
まさに忍者のようです。

展示でも見事に姿を隠すようす、ご覧いただけるかもしれません。
ぜひ、探してみてください。

※生物の状態によって短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


自由自在に岸壁を走る「ミナミイワガニ」展示開始!

展示開始日:2021年1月1日(祝・金)~

ミナミイワガニ (南岩蟹)

学名:Grapsus albolineatus
英名:Mottled lightfoot crab
十脚目 イワガニ科
大きさ: 4cm
採集場所: 江の島
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


相模湾より南のインド洋、西太平洋に広く分布します。
普通のイワガニに似ていますが、脚が細長くてクモのようです。
波が打ち付ける岩礁や護岸壁の垂直面に頭を下にして活動しており、こちらが近づくとそのまま海にダイブして逃げます。
その名の通り南方系で、亜熱帯以南の海で普通に見られます。
相模湾では 1960年代から観察例がありますが、その素早さから正確な記録は多くありません。当館が 1980年代から実施してきた江の島の海岸動物相調査では一度も記録されず、長らく生息しないものと考えられてきましたが、今年の調査で久しぶりに確認されました。
展示個体は8月に採集してきた幼ガニをバックヤードで育てたものです。
なかなか生きた姿をじっくり見られる機会はありませんので、カニファンの方、お早めにどうぞ。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


カラフルなチビ団子
ダンゴウオ(団子魚)展示開始!

展示開始日:2020年12月29日(火)~

ダンゴウオ (団子魚)

学名:Eumicrotremus awae
英名:Coast lumpfish
スズキ目 ダンゴウオ科
大きさ: 1.5cm
採集場所: 相模湾(三浦半島)
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


千葉県から三重県にかけての太平洋沿岸に分布します。
成魚でも全長2cmほどで、その小さく愛嬌のある姿から「真冬のアイドル」としてダイバーに親しまれています。
相模湾では水温が下がる 12月頃になると、産卵のために浅場にやってきた個体が、潮だまりでも見られるようになり、“えのすい”では毎年この時期に展示を行っています。
腹鰭が変化してできた吸盤があり、岩や海藻にはりついて生活します。そのため体色は海藻や岩に似せて緑や赤、茶色などバリエーションに富みます。
普段ははりついてじっとしていますが、餌のプランクトンを与えると小さな胸鰭を一生懸命動かして追いかける姿がまた可愛いです。
小さなアイドルをぜひ、見にいらしてください。


8つのパドルで上手に泳ぐ
「オオヒライソガニ」展示開始!

展示開始日:2020年12月5日(土)~

オオヒライソガニ (大平磯蟹)

学名:Varuna litterata
英名:Peregrine crab
十脚目 モクズガニ科 
大きさ: 2~3cm (大きくなると: 5cm)
採集場所: 酒匂川 
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


千葉県および新潟県より南のインド洋、西太平洋に広く分布します。
川の下流域やそれにつながる水路などで見られますが、海を漂う流れ藻などについて長距離を移動することから、英名では Peregrine crab(さまようカニ)と呼ばれます。
茶色い体はヒライソガニというよりはモクズガニに似ていますが、ハサミに毛がありません。
歩脚の先が広がり、毛がたくさん生えているところを櫂のように使って上手に泳いだり、砂をかいて潜ることから、パドルクラブの別名もあります。


ところで、本種には非常によく似たタイワンオオヒライソガニ(Varuna yui)という別種がおり、2種類が同じ水域で見つかることもあります。
これらを正確に区別するためには、成長した雄の甲らやお腹のパーツを細かく見比べる必要があり、メスや幼体では区別が難しいです。
ということで、展示個体は、もしかするとタイワンオオヒライソガニである可能性もあります。

海外では食用にする地域もありますが、日本ではなじみの薄いマニアックなカニです。
なかなか生きた姿を見られる機会はありませんので、カニファンの方、お早めにどうぞ。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


えのすい初展示「キンメモドキ」展示中

展示開始日:2020年12月2日(水)~

キンメモドキ

学名:Parapriacanthus ransonneti
英名:Pigmy sweeper
スズキ目 ハタンポ科
大きさ: 約 6cm
採集場所: 静岡県
展示場所: 太平洋


インド洋、太平洋に広く分布し、日本では北は千葉から南は沖縄までの岩礁やサンゴ礁に生息しています。
日中は暗い洞窟の中などに密集し、夜間、餌の動物プランクトンを求めて活動的になります。
腹側に発光器があり、海底から見上げた時に暗い海中では、この光により体の影が消えて見つかりにくくなると考えられています。

和名のキンメモドキは、キンメダイに似ていることからつけられた名前ですが、学名のうちの Parapriacanthus という属名の部分は、Priacanthus (キントキダイ属)に近いものという意味で、和名も学名も他の魚に由来してつけられました。

胸鰭を羽ばたかせ、群れで泳ぐようすはとても綺麗です。
当館では初めての展示となりますので、この機会にぜひご覧ください。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


うさ耳姿がかわいい珍種のクラゲ
江の島沖の「コトクラゲ」

展示開始日:2020年11月19日(木)~

コトクラゲ

学名:Lyrocteis imperatoris
クシヒラムシ目 コトクラゲ科
大きさ: 20cm
採集場所: 江の島沖 水深 130m
展示場所: 相模湾ゾーン 沿岸水槽


ウサギの耳のようなかわいい姿が印象的なコトクラゲは、ミズクラゲなど刺胞動物とは違う有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)で、クシクラゲの仲間です。
クラゲといっても水中をただようことはほとんどなく、海底にある基質に付着しています。
また、ピンク色や黄色、紫色、赤い水玉模様など、いろいろな体色の個体がいることで知られています。

初めて発見されたのは1896年のこと。相模湾で採集されました。
当時は何の動物の仲間のか分からないままでしたが、それから 45年、1941年にクラゲ類の研究で著名な昭和天皇が江の島沖水深 70mでご採集し、翌年に京都大学の駒井卓博士によって新種として記載されました。
その後、他海域ではまれに採集されるものの、相模湾では全く採集記録がありませんでした。
今年の7月、当館と産業用水中ドローンメーカー・株式会社FullDepthとの深海探査共同プロジェクトで、江の島沖にて発見、採集しました。相模湾における本種の採集記録としては昭和天皇のご採集以来 79年ぶり、3例目となります。
今回の展示個体は、11月18日に行われた同調査で、江の島沖 130mの海域から採集されました。相模湾では4例目となります。

※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。




本調査研究は、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の支援を受けて実施しています。

あなたはどっちの柄が好き?
オスとメスで柄が違う「ヤイトヤッコ」展示中

展示開始日:2020年11月1日(日)~

ヤイトヤッコ

学名:Genicathus melanospilos
英名:Spotbreast angelfish
スズキ目キンチャクダイ科
大きさ:約10cm
展示場所:太平洋


インドから西太平洋に分布します。日本では八丈島、小笠原諸島、沖縄などで見ることができるほか、伊豆や高知では幼魚が見られます。
潮通しのよいサンゴ礁や岩場などのやや深場でくらしています。
成長とともにメスからオスへ性転換しますが、雌雄で色や模様が異なり、しま模様が無く、背中側が薄っすら黄色く色づくのがメスで、横しま模様があるのがオスです。
ヤッコ類は性格がきつい種類が多いのですが、本種は穏やかで、トロピカル水槽でもすぐになじみました。
当館では初めての展示となります。
雌雄そろって展示していますので、それぞれの違いを観察してみてください。


知る人ぞ知る稀種「レンテンヤッコ」
えのすい初展示開始

展示開始日:2020年10月28日(水)~

レンテンヤッコ (連点奴)

学名:Centropyge interrupta
英名:Japanese angelfish
スズキ目 キンチャクダイ科
全長: 約 4cm
展示場所: 相模湾ゾーン 季節来遊魚水槽


この仲間(アブラヤッコ属)では最大で、体長 15cmほどになります。
日本では相模湾から宮崎県の太平洋側や伊豆諸島、小笠原諸島、沖縄の座間味島などで見られ、台湾やハワイ諸島の一部にも分布しています。
この仲間は比較的浅いサンゴ礁などで見られますが、この種は水深 10m以深の岩礁に生息しています。

深みのある美しい色で水中でもよく映えます。
小笠原では比較的多く見られるそうですが、相模湾や駿河湾ではそれほど多くありません。やや深場にすむので採集が困難なため、愛好家には絶大な人気があります。

今回の個体は特に珍しい 4cmほどの幼魚です。可愛らしい姿をぜひご覧ください。

※生物の状態によって、短期間の展示となる可能性があります。
ご了承ください。


マングローブの忍者、相模川に現る
「フタバカクガニ」展示開始

展示開始日:2020年10月15日(木)~

フタバカクガニ

学名:Parasesarma bidens
十脚目 ベンケイガニ科
採集場所: 相模川
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


千葉県および島根県より南に分布します。南方系の種で、南西諸島では多く見られます。
相模湾周辺では少ない種でしたが、近年増えている印象です。
相模川では20年ほど前に初めて記録され、その後行われた当館の調査では、生息地点や個体数は年や時期によって異なりますが、たびたび確認されています。

茶褐色とアイボリーのまだら模様は、干潟水槽に展示しているカクベンケイガニとよく似ていますが、はさみが黄色いこと、眼の下に稲妻のような黒い模様があること、そして甲の脇に2つの尖った部分(歯)があることから、区別できます。
最後の特徴が和名の「二歯」の由来になっています。

その動きは高速かつ巧みで、樹上を駆けまわったり、枝から枝へ飛び移るような動きを見せます。地上でもジグザグに素早く逃げるため、野外での観察は至難です。


水族館で展示されることが少ない種ですが、当館では10年ほど前から数回にわたり、南西諸島産の個体をメインに展示してきました。
今回は相模川の個体となります。
水槽内ではゆっくりと活動しますので、本種をじっくりと観察するチャンスです。ぜひご覧ください。

※生物が隠れて見えにくくなる場合があります。予めご了承ください。


キュウリみたい?
でも硬いサンゴの仲間「キュウリイシ」展示中

展示開始日:2020年10月8日(木)~

キュウリイシ

学名:Herpolitha limax
イシサンゴ目 クサビライシ科
大きさ: 全長 約 20cm
展示場所: 太平洋


太平洋からインド洋にかけて広く分布し、日本では沖縄で見られます。
波の弱いサンゴ礁のへりの斜面や、砂や砂利まじりの海底に生息します。
中央に一本の溝があり、そこに複数の口があります。
口の周りから放射状に隔壁が伸び、所々から触手が伸びます。日中はほとんど触手を伸ばしませんが、夜間にたくさんの触手を伸ばします。
触わると硬く、裏側はくぼんでいて細かいトゲが敷き詰められています。

どうですか?
キュウリに見えますか?
これでも立派なサンゴの仲間です。

※生物の状態によって、短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。


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