展示一覧
- 相模湾ゾーン
- 深海Ⅰ ~JAMSTECとの共同研究~
- クラゲファンタジーホール
- 太平洋
- 皇室ご一家の生物学ご研究
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- ペンギン・アザラシ
- テーマ水槽
- なぎさの体験学習館
- イルカショースタジアム
- タッチプール
- ウミガメの浜辺
- カピバラ ~陽だまりの草原~
- 深海Ⅱ ~しんかい2000~
- カワウソ ~木漏れ日のオアシス~
- えのすいeco環境水槽
「その動物の武器は何か、どうすれば喜ぶか、何をしたら怒るのかを知ること」
これは以前、先輩トリーターに貸していただいた本の中に書いてあった言葉です。
最近、短い時間ではありますが、ショーの中でコンビを組むメンバーが増えてきました。
今までは、私の担当でもあるバンドウイルカの「ミュー」とコンビを組むことが多かったのですが、新たに「ミレニー」、「ルイ」、「ニコ」、「リン」ともコンビを組むようになりました。
最初に紹介した一文のように、それぞれのことをもっと知りたいと奮闘中なのですが、
「楽しそうなとき、つまらないときはどんなとき?」
「得意なこと、苦手なことは?」
「プールのどこの場所が落ち着くのか?」
「誰の近くだと安心するのか?」
など、まだまだ分からないことだらけです。
それでも、「どんなところに注目して動物たちと向き合うと分かってくるのか」をアドバイスをもらいながら、一つでも新しく発見できるととても嬉しくなります。
さらに、各担当トリーターの動物たちとの向き合い方や考え方も知ることができて、刺激的な毎日です!
そして現在、次にショーでコンビを組むために練習を始めたのが、バンドウイルカの「サワ」です!
こんにちは、八巻です。
今年もやってまいりました!深海生物採集の季節です!
冬季は表層の水温が下がるので、深海生物のすむ水深と表層の水温差が少なく、より良い状態で採集できるのです。
ですから、毎年この時期は底引き網漁の漁船に乗船させていただき、深海生物採集を行います。
底曳網漁ではメンダコはじめ さまざまな種類の生物が混獲されるので、それを漁師さんから分けていただいているのです。
しかし、冬季は海が時化ることも多く、なかなか予定通りに乗船できません。
今年も何度も予定が流れ、ようやく本日初乗船となりました!
とはいっても、今回乗船するのは私ではなく、深海班の他のトリーター 2人が行ってくれています。
私は水族館に残り、持ち帰ってきた生物の搬入を手伝う係です。
実は去年は全て乗船組だったので、今回は初めて搬入組として生物の帰りを待つことになりました。
乗船組は今日の未明から底曳き漁船に乗船し、一日かけてさまざまな生物をキープしてきてくれます。
この時期はたとえ出航できても揺れることが多く、船の上は過酷です。
しかし、貴重な機会を最大限活かすことができるよう、準備万全で臨んでくれています。
朝 無事乗船の知らせが届いてから、続々と近況報告が届き、どうやら順調に深海生物採集を行えているようです。
夕方には無事生物を積み込んでこれから帰るとの連絡がありました!
私たちは乗船組がキープしてきた生物を、できるだけ効率よく良い状態で搬入するのが仕事です。
夕方乗船組から大体の採集生物リストが届くので、その生物をどの予備水槽へ搬入するか、リストを作成して整理します。
とある朝の一枚。
梅の花 ウグイスの音に ワカメ干し 遠くに霞む 富士の山なみ
暖かな 春の陽気に 包まれて ウミガメたちの 食は太し
梅の花は満開で、林からはウグイスの鳴き声が聴こえてきました。
海辺では養殖ワカメの収穫と、天日干しが始まっていて、乾燥した真冬の間はくっきりしていた富士山は、たっぷりの水蒸気で霞んで見えました。
暖かな日差しがふりそそぐウミガメの浜辺では、食欲旺盛になってきたアオウミガメたちが、活発に野菜を食べていました。
三寒四温といわれますが、暖かい日と寒い日を繰り返しながら、季節は着実に春へと向かって進んでいることを感じる一日でした。
最近暖かい日が増えてきました! そろそろ海にも入れますよ!(笑)
今回もフンボルトペンギン、ウメとソラです!
ただ今、いろいろな種類の根口クラゲの仲間がすくすく成長中です。
“えのすい” 生まれなので、かわいいサイズがそろっています。
そして日々の成長も見守ることができます。
ぜひ注目してください。
おっとりしているイメージのあるカピバラですが、「ココロ」はどちらかというと臆病な個体です。
そんな「ココロ」とトリーター、そして私たち獣医は採血ができるようにトレーニングを進めてきました。
当初はなかなかうまくいかず、「ココロ」が採血台から離れてしまったり、針を刺すことができてもうまく血管に当たらなかったりと苦労しましたが、昨年の12月3日、遂に採血に成功しました
メスの「ヒナタ」は昨年の3月に初めて採血ができたので、9か月ほど後れをとりましたが、「ココロ」は一度採れるようになってしまえば、毎回検査に必要な量がしっかりと採れています。
「太平洋」でチンアナゴのいる水槽に新たに「ニシキアナゴ」が3匹仲間入りしました。
砂の上がこれまでより少しにぎやかになっています。まだ新しい環境に慣れていないのか、3匹同時に見られる機会はまだなかなかありません。
砂地の真ん中に1匹、左のアクリル面沿いに1匹そして最後の1匹は…! 水槽の右側で尾だけ出ているのを確認しました!
えのすいトリーターの花上です!
だんだんと南風になり、暖かくなってきたような気がします。季節の変わり目ですので、みなさんもお身体には十分お気をつけください。
それでは早速、前回の日誌(2021/01/08 トリーター成長日誌 Season 2 Part 4)から今日までの進展を書いていこうと思います!
まずは「ミレニー」から!
実は「ミレニー」は最近、大きく変わったことがあります…。それは体重です!!
12月では185㎏前後だった体重が、今ではなんと198.5㎏!!
10㎏以上一気に太ったわけですが、それでも高いジャンプを見せてくれます。動物たちの力強さを改めて感じますね。
見た目も少し丸くなった分、ジャンプもより迫力が出ていますので、ぜひ見に来てください!!
続きましては「ルイ」!
ルイとは最近、遊びのような練習をしています。どんな練習かというと、「魚を口で咥えたまま、プールを一周泳ぐ」という事です!
まずこの練習で難しいのが、「魚を食べずに咥える」という事。練習の初めのころは何度も魚を食べられてしまっていました。それでもちょっとずつ練習をして、今では2分の1くらいの確立でしっかりと魚を咥えてくれます!
ちなみに今はプールを半周くらいできるようになりました! これからも少しずつ距離を伸ばして、プール一周を目指します!!
続きましては「マリン」!
マリンは最近プールの移動があり、なかなかみなさんの近くに行く機会が少なくなってしまいました。
なぜかというと、今「マリン」は予防注射を打つ練習をしています!
今まで生活をしていたプールは、水面までの壁が高く、なかなか練習をするのが難しい…。そのため、練習がしやすい後ろのプールへと移動したのです!
せっかく新しい環境へと移動したので、予防注射以外にも新しいことに挑戦をし、みなさんの前に戻ったときに一皮むけた「マリン」の姿をお見せできるよう頑張ります!!
いろいろと環境が変わり、新しいチャレンジもどんどん増えてきました!!
一つ一つの事を丁寧に、しっかりと動物たちと向き合って、コツコツと進んでいきたいと思います!
次回もお楽しみに!!!
これまでも、たびたびエビやカニの幼生(子ども)のようすをトリーター日誌に書いてきましたが、幼生の長期飼育に進展がありましたのでご報告です。
[ 2020/05/05 ゾエアの飼育 ]
[ 2020/11/29 タギリカクレエビブームに乗っかって ]
今回はタイワンホウキガニの幼生です。
前回の産卵から約9か月後の1月21日に再び幼生が孵化しました。久しぶりに見たタイワンホウキガニの幼生はとっても小さく、タギリカクレエビの幼生と比較すると半分くらいの大きさしかないように見えます。
孵化のタイミングは抱卵期間や卵のようすなどからだいたい予想ができたので、いつ孵化してもいいように、クラゲを飼育するような水がくるくると回る水槽に移しました。その水槽はアクリルガラス製でつるつるしているのでタイワンホウキガニが滑らないようにネットを沈め、石を置きました。
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