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新着生物

北の海のニューアイドル!!
「コンペイトウ」登場!

展示開始日:2020年5月31日(日)~

コンペイトウ (金平糖)

学名:Eumicrotremus asperrimus
英名:Siberian lumpsucker
スズキ目 ダンゴウオ科
全長: 約 3cm(2020年6月現在)、大きくなると約 10cm
展示場所:太平洋


北海道沿岸やオホーツク海、山口県以北の日本海沿岸の水深 20~900mに生息します。
コブ状の突起で覆われた体は、まさに和菓子の金平糖のようです。
現在知られている日本のダンゴウオ科 10種の中でも、特に突起が細かく全身に密に散在するのがコンペイトウの特徴です。
フウセンウオとホテイウオを展示している水槽の中に1匹だけいます。よく探してみてください。
上越市立水族博物館のご協力で当館にやって来ました。


えのすいトリーターが釣り上げました!
黄色の模様が美しい「ヒメハナダイ」展示中

展示開始日:2020年5月31日(日)~

ヒメハナダイ (姫花鯛)

学名:Tosana niwae
英名:Threadtail anthias
スズキ目 ハタ科
全長: 約 10cm
採集地: 江の島沖 水深 80mにて釣り採集
展示場所: 相模湾ゾーン 沿岸水槽


富山県以南の日本海、相模湾以南の太平洋、東シナ海の水深 150m前後のやや深場に生息します。
口の先から尾にかけて、体の中央を走る黄色の線が特徴の美しい魚です。
長く伸びた尾びれをひらひらさせて泳ぐ姿は、とても華があります。

今回“えのすい”にやってきたヒメハナダイは、2019年 12月に 江の島沖でアマダイ釣りをしていたところ、偶然釣り上げた個体です。
採集の後 丁寧なケアを施し、水槽の環境にも慣れ、餌をいっぱい食べて大きくなりました。
まだまだ大きく成長します。
実はかなり珍しいヒメハナダイ、ぜひご覧ください。


丸くてかわいいキラキラきれいなアジの仲間
「マルコバン」展示中

展示開始日:2020年5月31日(日)~

マルコバン (丸小判)

学名:Trachinotus blochii
英名:Snubnose pompano
スズキ目 アジ科
全長:約 7cm(大きくなると:50cm)
採集地: 片瀬西海岸
展示場所: 相模湾ゾーン 沿岸水槽


食卓に並ぶ身近な魚の代表ともいえるアジの仲間で、中でもマルコバンは非常に美味であるといわれています。

丸い体と、伸びた背びれと尻びれが特徴で、成長すると 50cmにもなります。
南日本からインド洋、太平洋に広く分布し、夏、稚魚を岸近くでも見ることができます。
今回お披露目したマルコバンは、“えのすい”の前の波打ち際で 2019年の夏ごろ、手網で採集されました。
採集時は 約 2cmでしたが、今では 7cmほどに成長しました。
まだまだかわいいサイズのマルコバンたちは、水槽の上の方を群れて泳いでいることが多いので、ぜひ探してみてください。


新江ノ島水族館初
人工授精でバンドウイルカの赤ちゃん誕生!

展示開始日:2020年4月21日(火)~ ※臨時休館中

バンドウイルカ

学名:Tursiops truncatus
新江ノ島水族館生まれ
体長 約 130cm/体重 約 30kg
性別 オス

母親「シリアス」(奥)と一緒に元気に泳ぐ赤ちゃんイルカ(手前)
母親「シリアス」(奥)と一緒に元気に泳ぐ赤ちゃんイルカ(手前)

4月21日(火) 午後8時54分、人工授精により妊娠していたバンドウイルカの「シリアス」が、赤ちゃんを出産しました。新江ノ島水族館での人工授精によるバンドウイルカの誕生は初めてです。

誕生した赤ちゃんはオスで、母親の「シリアス」と一緒にブリーディング・プール(イルカショースタジアム/メインプール横)で元気に泳いでおり、これまでのところ母子ともに健康です。
赤ちゃんの父親は、下関市立しものせき水族館「海響館」の個体「ダン」です。

当館では飼育動物の命を繋げていく技術を確立するため、2017年より本格的に人工授精による繁殖への取り組みを開始、同年より海響館との共同研究がスタートしました。
2019年4月、「シリアス」に「ダン」の凍結精子による人工授精を実施し、6月に超音波検査で胎児を確認。引き続き母体の健康管理を行っていたところ、4月21日、無事出産いたしました。

えのすい公式YouTube
バンドウイルカの赤ちゃん誕生!


平家の怨念? イズヘイケガニ

展示開始日:2020年2月13日(木)~

イズヘイケガニ

学名:Ethusa izuensis
十脚目 ヘイケガニ科 ヘイケガニ属
甲長: 8mm
採集場所: 駿河湾 水深200m~300m
展示場所: 深海l


ヘイケガニの仲間の甲羅には、人が怒ったような鬼面模様があります。
この鬼面模様は、壇ノ浦の合戦で敗れ、海に落ちた平家の怨念が乗り移ったものだという言い伝えがもとになっています。
イズヘイケガニは、甲羅の大きさが 1cm前後ととても小さいカニですが、よく観てみると鬼面模様を観ることができます。
また、この仲間は深海の砂地から砂泥底で生活していて、海底に落ちた木片などを背中に背負っていることが多いので、普段は鬼面模様を隠して生活しています。
底曳き網漁で混獲されることがありますが、よい状態で採集されることの少ない深海性のカニです。

水槽内でも、水底に落ちている朽木の破片や貝などを背負って、身体を低くうずくまりながら物陰に潜むようすを観ることができます。
少し観察しずらいですが、ぜひ探してみてください。


超貴重!ジャグジー付き海底温泉にくらす
「タイワンホウキガニ」展示開始

展示開始日:2019年12月14日(土)~

タイワンホウキガニ

学名:Xenograpsus testudinatus
十脚目 イワガ二科 ホウキガニ属
甲長: 約 1.5cm
採集場所: 昭和硫黄島 水深 5~10m
展示場所: 深海l


展示個体は、広島大学生物生産学部 附属練習船「豊潮丸」により 2019年11月1日~8日、薩南海域で行われた「海底温泉に生息する生物群調査」に乗船し、潜水調査で採集したものです。
本種は、台湾北部の亀山島(きさんとう)で採集されたものが 2000年に新種として報告されましたが、それ以降はごく限られた場所でしか採集されておらず、昭和硫黄島で見つかったのは2011年と比較的最近です。
この周辺は火山活動が活発で、調査前日にもすぐ近くの薩摩硫黄島で噴火が観測されました。
本種の生息場所は二酸化炭素や硫化水素などの火山性ガスが海底から噴出し、まるでジャグジー付きの海底温泉です。
海底の砂の中は約50℃、pH 6.0~6.5と、しばらく潜水していると顔がヒリヒリするような場所なので他の生物にとってはくらしにくく、餌生物も見当たりません。
しかし、本種の体や周囲の岩にはバクテリアがぎっしりと付着していて、これらをついばむようすが見られることから、バクテリアを餌としている可能性があります。

なかなか採集の機会がないため、当館では初展示です。
また、この仲間(ホウキカニ属)は世界で3種しか報告されていません。
この貴重なタイワンホウキガニの姿、ぜひご覧ください。

関連航海採集日誌
2019/11/1~11/8 豊潮丸 硫黄島周辺海域生物採集調査航海


本展示は、北里大学海洋生命科学部と新江ノ島水族館の学術協定に関わる研究の一環です。


ノドグロと呼ばれるいわずと知れた高級魚、
「アカムツ」初展示!!

展示開始日:2019年12月10日(火)~

アカムツ (赤鯥)

学名:Doederleinia berycoides
英名:Blackthroat seaperch
スズキ目 ホタルジャコ科 アカムツ属
採集地: 相模湾沖 水深 約250m
展示場所: 深海l


青森県および北海道以南の西太平洋、東部インド洋の水深 60~600m付近に生息します。
多く魚獲される日本海側では、口の中が黒いことからノドグロと称され、キンキ(キチジ)と並ぶ高級魚として知られています。

12月10日、相模湾沖で釣りにより採集されましたが、この魚が海面に姿を現した瞬間に、船中の取り扱いが食材モードに変わりました。
タモですくわれ、デッキを滑らされ、そのままクーラーへ・・・
「ちょっと待った!」と急いで養生生簀に収容したほどです。
現在は深海lの大型水槽に、同じく美味なキンメダイとともに展示中です。
これからの季節、ご賞味される方も、されない方も、ぜひ生きた姿をご覧ください!


ハサミの先がひづめの形「ヒヅメガニ」展示開始

展示開始日:2019年11月9日(土)~

ヒヅメガニ (蹄蟹)

学名:Etisus laevimanus
十脚目 オウギガニ科
採集場所: 伊豆半島東部(富戸地先)
展示場所: 相模湾ゾーン 相模湾キッズ水槽


東京湾からインド洋西部にかけて分布します。
やや大型のオウギガニで、比較的滑らかな甲らの前縁には、鋭いトゲが備わっています。
ハサミ(鉗脚)の先端がふくらんでスプーンのようにえぐれており、これが馬のひづめに見えることが和名の由来になっています。


岩礁やサンゴ礁の潮間帯から潮下帯浅所に生息するほか、岩が転がる河口や干潟に現れることもあります。
小動物を中心に色々なものを食べますが、ハサミの「ひづめ」を使って、岩にへばりつくカイメンを器用にはがして食べる行動が知られています。

展示個体は、伊豆半島東部で操業する漁師さんに採集していただきました。
それほど珍しい種ではありませんが、当館では初展示であり、水族館で展示されることが多くない種と言えます。ぜひご覧ください。

※生物が砂に潜って見えにくいことがあります。予めご了承ください。


発光する深海のナマコ「ハゲナマコ」

展示開始日:2019年9月13日(金)~

ハゲナマコ

学名:Pannychia moseleyi virgulifera
板足目 カンテンナマコ科 ハゲナマコ属
全長 20cm
採 集 地: 岩手県宮古沖 水深 486m
展示場所: 深海l
※JAMSTEC主催「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」入賞者乗船体験にて採集されました。


本種ハゲナマコ Pannychia moseleyi virgulifera (専門家のご協力を得て、同定いたしました)は、今年8月に行われました、JAMSTEC主催「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」入賞者乗船体験にて採集されました。
採集地点は、岩手県の宮古沖 水深 500m付近です。

カンテンナマコ科に属する深海種のいくつかは発光することで知られていて、本種も同様で発光することが確認されました。
ハゲナマコの仲間は、同乗船航海(調査海域は駿河湾 水深 1000m付近)で2017年・2018年に採集され、深海lで公開しました。

本種は、これまでの個体とは体色が異なり、濃い紫色をしていることが特徴です。
また、外部からの刺激を受けると、イルミネーションのように青白い光の点滅が体表を覆います。
ただこの光は長くは続かずに、しばらくすると衰えて発光しなくなります。

詳しい生態なども分からず謎も多いですが、とても神秘に満ちた魅力的な深海生物です。


発光時のようす


大きな頭にブヨブヨな体の“ヤマトコブシカジカ”

展示開始日:2019年9月13日(金)~

ヤマトコブシカジカ

学名:Malacocottus gibber
カサゴ目 ウラナイカジカ科
全長 約 15cm
展示場所: 深海l
採集地: 岩手県宮古沖 水深 530m
※JAMSTEC主催「ハガキにかこう海洋の夢コンテスト」入賞者乗船体験にて採集されました


2007年にカエルアンコウなどとともに、種名が “セッパリカジカ” から今の “ヤマトコブシカジカ” に変更されました。
南は山口県、北は北海道の日本海と千葉県銚子沖より北の水深 250~1,200mの冷たい海に生息している深海魚です。
体はブヨブヨとしてウロコがないことが特徴的で、大きな口で甲殻類などを一飲みしてしまいます。
日本海側では、底曳き網などで漁獲されますが、流通は非常に少ないそうです。


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