2025年11月29日

えのすい生まれ 日本初展示
カリブ海周辺に生息する黄色いサカサクラゲの仲間
「カシオペア・フロンドーサ」 展示開始

  • 展示開始日:2025年 11月 29日(土)~
  • カシオペア・フロンドーサ
  • 学名:Cassiopea frondosa
  • 鉢虫綱 根口クラゲ目 サカサクラゲ科
  • 大きさ : 約5cm
    展示場所: クラゲサイエンス

サカサクラゲの仲間は、傘を下にして、海底で逆さまになって暮らします。
比較的暖かい海域の太陽光の届く浅い場所に生息し、体内に共生する褐虫藻が光合成を行います。 日本では、沖縄県や鹿児島県、高知県などで見られます。

今回新たに展示するクラゲは、日本にはいない、カリブ海周辺に生息するサカサクラゲ属の一種 「カシオペア・フロンドーサ」 です。
アメリカのフロリダ州で採集されたクラゲからプラヌラを採取し、ポリプになったものをサンパウロ大学のモランディーニ博士より譲渡していただきました。
ポリプから遊離したエフィラは濃い黄色の姿で、日本産のものとは明らかに異なる体色をしていました。 実際は体色にはバリエーションがあり、琥珀色やオリーブ色、緑がかった色になることもあるようです。
また、成体をじっくり観察してみると、口腕の形態なども日本産のものとは異なるようです。
今後も観察を続け、面白い発見があったらどんどんご紹介していきたいと思います。みなさんもぜひじっくり見比べてみてください。

日本のサカサクラゲと並べて撮影した写真

左:鹿児島県で採集されたサカサクラゲ 右:カシオペア・フロンドーサ左:鹿児島県で採集されたサカサクラゲ 右:カシオペア・フロンドーサ
※展示水槽では、水槽のガラスや壁に張り付いていることもあります。
※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。

クラゲサイエンス

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