
相模湾から九州南岸の太平洋、若狭湾から九州南岸の日本海・東シナ海などの斜面域に分布しています。砂または砂泥域の環境を好み、今回採集した個体も砂地の水深 50~ 90m から釣りあげました。
このヒメコダイはシキシマハナダイやソコイトヨリなどと一緒に釣り採集でたびたび釣れますが、水圧の変化で浮袋が膨らんでしまい、内臓を圧迫したり、針を飲み込み内臓を傷つけてしまうことが多く、なかなか状態が良く持ち帰ることができませんでした。今回釣れた個体は、うまく口に針がかかり、船の上でスムーズに空気を抜くことができ、水族館でケアをして展示にこぎ着けています。
これまで何度か展示に挑戦し、ようやく展示です!ぜひ、この機会に見に来てください。