2025年07月11日

白く糸引く涼やかなクラゲ
えのすい生まれ「カワイトヒキクラゲ」展示開始

  • 展示開始日:2025年 7月11日(金)〜
  • カワイトヒキクラゲ
  • 学名:Acromitus hardenbergi
  • 鉢虫綱 根口クラゲ目 カトスチルス科 アクロミタス属
  • 大きさ:傘の直径 約 3cm
    展示場所:クラゲファンタジーホール

カワイトヒキクラゲは、タイ、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアの汽水域に生息するクラゲです。口腕から細く長く糸状に伸びる付属器が特徴で、成長すると傘の直径は20cmほどになります。食用クラゲのひとつで、現地では大きな川の河口で漁がおこなわれています。
2016年ごろから、当館は北里大学などとともに東南アジアのクラゲ調査にも参加しています。そこで得られたポリプを大切に維持し、成長過程の観察や、繁殖したクラゲの展示公開をおこなっています。カワイトヒキクラゲは食用であるという点でも興味深く、目の前の海、相模湾で見るクラゲたちとはまた違った魅力があります。この機会にぜひ、多くの方にご覧いただきたいと思います。

クラゲファンタジーホール

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