インド洋から西部太平洋に広く分布し、日本では紀伊半島以南に生息します。
カニのように見えますが、実はカニではありません。脚の数を数えると左右 4本ずつしかないので、ヤドカリの仲間になります(カニの脚は左右 5本ずつ)。アカホシカニダマシはイソギンチャクと共生し、イソギンチャクの中に隠れることで身を守ります。
顎脚がクシ状になっており、水中を漂っているプランクトンを引っ掛けて集め、食べています。顎脚を広げてプランクトンを集める姿はまるでバンザイをしているように見えます。小さな甲殻類ですが、イソギンチャクの中をよく観察してみてください。ひょっこり顔を出しているはずです。