今月は「えのすいのカマイルカ」を紹介します。
えのすいでは2頭のカマイルカを飼育しています。
「クロス」と「セブン」2頭のオスのカマイルカです。
カマイルカの名前の由来は背鰭(びれ)の形が草を刈るカマのように見えることからカマイルカという名前が付けられたそうです。2頭の背鰭(びれ)の形を見比べてみると…
「クロス」の背鰭(びれ)は先端が少し丸くなっています。
「セブン」の背鰭(びれ)は先端が尖っていてカマのような形をしています。
体色は、背中側は黒く体側は黒・灰色・白のコントラストで、腹部は白色をしています。喉元は時折うっすらピンク色になることもあります。吻先(ふんさき)は黒く胸鰭(びれ)にかけて黒いラインがあります。こちらも2頭比べてみると…
とてもよく似ていますね。色合いはよく似ていますが、色の濃さやラインの感じなど違いもあります。泳いでいる姿で2頭を見分けるのはとても難しいと思いますが、水面に上がってきた際の背鰭(びれ)の形を見ると、2頭を見分けることができるはずです! じっくり観察してみてください。
「クロス」はえのすいに来て47年目。飼育下では日本で一番長寿のカマイルカです。
これからも「クロス」「セブン」が元気に過ごせるように、私は日々の観察や検査など携わっていきたいです。