私の前回のトリーター日誌「ミヤコイシモチの産卵」は読んでいただけましたか?
実はあの後、稚魚を育てたのですが失敗に終わってしまいました。ただ、原因はある程度把握できたので、失敗を糧にして次こそは成功させようと思います。ミヤコイシモチについては繁殖成功のタイミングで再びトリーター日誌で報告しますね。
今回紹介したいのは、チンアナゴたちです。この水槽にはチンアナゴに加えて似た形をしたニシキアナゴとシンジュアナゴがくらしています。ミヤコイシモチと同居していて、お互いに水底付近で行動するので意識し合う関係です。ミヤコイシモチがこの水槽に仲間入りした時はチンアナゴたちの方が警戒していて、あまり砂から顔を出しませんでした。
ところが、つい先日から急に顔を出すようになったんです。シンジュアナゴはもう全身が出ちゃうんじゃないかと思うくらい。エサの時間はかなり体を出していることがありますがそれと似た光景でした。
なんでこんなに伸びてるんだろうと疑問に思って近づいてみると、ん、何か食べてる? エサをあげていないのに食べてる。何を食べているのかと 5分くらい水槽に張り付いてみていたのですが、その正体は小さな空気の粒でした。
この水槽には魚たちが暮らしやすいように常にエアーストーンで空気を供給しているのですが、きっとその空気の粒が水中に舞ったものを食べているんだと思います。この空気の粒は本当に小さくてチンアナゴたちに害はでていないのでしばらくこのままにしてみようと思っています。
異変があればチンアナゴたちの体調第一で空気の供給量を変更しようと思っているので、今のうちにのびのびしているチンアナゴたちを見てみてください!