2008年06月25日
トリーター:北田

深海生物展通信第 19号

今回の水圧実験で最も変化が見られた食べ物は、メロンパンとお米ポン菓子でした。

メロンパンもポン菓子も中の空気が抜けてしまったようで、ペシャンコになってしまいました。
メロンパンはメロンせんべいに、ポン菓子は米の化石状態になっていました。
食べて見るとどちらも味は変わりませんが、何しろ固いです。ポン菓子は手でちぎれないくらいに固まっています。

熱などを加えて膨らみを与えた食べ物は、かなり水圧の影響を受けるということなのですね。

その他、とうふ、ツナ缶、おでんの具、わさび、サラミ、ようかんなどは、形も味も変化がありませんでした。

圧を加えると味が染み込むということは現在の調理法でもありますが、こちらは火を使わないため、探せば新しい味が生まれてくるかもしれません。

今回の実験を通じて植物とパン、どうしてこんなに水圧の変化があったのか分かりましたよね。
深海生物展では、この食べ物以外の水圧グッズを展示いたします。
本当は今すぐにでもお知らせしたい物があるのですが・・・ お楽しみに!


<写真 1>
しんかいメロンパン

<写真 2>
しんかいポン菓子

<写真 3>
とうふの上にツナをのせ、わさびをちょっとつけ、水圧ランチとしていただきました。

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