当時、どんな淡水水槽を作るか、グループの中でいろいろなアイデア出しが続いてました。
ある日、伊藤君から「河川でも環境変化によって、水位が増減する干満水槽はどうか?」と意見が出されました。
ちょうど二人で話していた時なので、自分は「あまり気乗りがしないな~」と偉そうにいってトイレに向かったのですが、数分後、「やっぱり、それいいかも!」と、頭の片隅にとっておいたジャンプ水槽のアイデアを一気に話しました。
上流側にのぼった魚たちを下流側に戻すのに、水位上昇は都合が良いと気付いたからです。
すぐに実験水槽を作って、予備槽にいたハゼ科のチチブや和金で水路をさかのぼるようすを見てもらい、“川魚のジャンプ水槽”の下地ができていったのでした。
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[ エピソード 1 ]