2009年01月02日
トリーター:倉形

「初」づくし


明けましておめでとうございます。

みなさんは『初夢』を見ましたか?
初夢の夜は、大晦日、元日、正月 2日などであると諸説ありますが、一般的には正月 2日の夜の夢が初夢であるとされています。

昔から良い夢を見るために人々は努力していたようで、室町時代には七福神が乗った宝船の絵に「上から読んでも下から読んでも同じ文」の歌を書いたものを夜枕の下に入れて眠ると良い夢が見られるということをおこなっていたようであります。

また、商売をしている人にとって 2日は『初荷』といって、この日からお店を開けて初売りを始める日ですが、最近では元日から開いているお店も多くなって来ていますね。

この他の「初」といえば、『書初め』や『縫い始め』、『弾き初め』などのお稽古ごとなどが多いようです。
書初めとは、年が明けて初めて書道や絵などを書く行事であります。書初めで書いたものを左義長やどんど焼きなどで燃やして、その炎が高く上がって行くと上達するといわれています。
ちなみに『縫い始め』は衣服などを縫い日初める日、『弾き初め』は楽器などの練習を始める日であります。

みなさんの今年『初』は何ですか?
まだ『初』を体験や遭遇していない方は、何か一つ『初』がつくことに挑戦して見てはいかがでしょう?

ユメカサゴユメカサゴ

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