明けましておめでとうございます。
本年も新江ノ島水族館を、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、お正月といえば欠かせないのはやはり箱根駅伝!
今年はどんなドラマが待っているでしょう。
駅伝の選手は、優れた持久力を持ち、鍛錬を重ねその維持と向上に努めています。
この持久力を発揮する筋肉ですが、100メートル走などの短距離ランナーとは異なるものなのです。
そしてこの筋肉の違いには、魚の身の色にも共通してくる理由があります。
なぜ赤身魚と白身魚がいるのでしょう。
赤身の魚といえばやはりマグロでしょうか。他にはブリやカンパチ、アジやイワシなども赤身とされています。
一方白身の魚は、ヒラメやカレイ、マダイ、カサゴなどなど。
これらの魚の生活をぼんやり想像してみてください。
マグロは大海を泳ぎ続ける回遊魚。
砂の中や岩場でじっとしているヒラメやカサゴ。
赤身の魚は持久力を要するため、酸素を運搬するミオグロビンという赤色の色素タンパク質が筋肉中に豊富に含まれています。
白身魚は、この赤色のミオグロビン含有量が少ないのです。
人もこれと同じで、白身魚タイプの、瞬発系短距離ランナーは、筋肉の色が白いです。
赤身魚タイプの、持久系長距離ランナーは、筋肉の色が赤いです。
ちなみにこの筋肉は、生まれつき多い少ないの偏りはあるものの、基本的に初めはピンク色をした桃色筋だそうです。
トレーニングの方法によって、長距離向きの赤色筋に変わるか、短距離向きの白色筋に変わっていきます。
私は子どもの頃からマラソンが好きだったので、赤身魚系ですね。
食すのは、赤身より白身派なのですが・・・(笑)