ときは七夕、7月7日。ところは七夕の町、平塚の海岸。
この日は、海の方から温かい南風が吹いていました。

とある目的でこの現場にいたスタッフが、海岸に点々と打ち上げられているカツオのエボシを発見し、タイトル：「いっぱい」、本文：「流れついてます～」という、画像付きのメールを送ってきてくれました。
「いくつか拾って来れますか？」と返信し、「上陸したもので良ければ」「良い良い～、よろしく～」というやり取りの結果、27個もの上陸したカツオノエボシが届けられました。青い餃子みたい。しかも、ちょっとむにゅむにゅ動いている！

試しに新しい海水に入れてみると、案の定、触手を伸ばしたり縮めたりするものもまだいたので、これはみなさんにお見せせねばと思い、思い切って展示しました。
クラゲファンタジーホールの小さな水槽にいますが、一度上陸してしまったクラゲなので、どのくらい生きてくれるか・・・。今週どころか、1～ 2日かもしれませんのでお早めに。

南風の日に海岸を歩けば、また拾えるかもしれません。有名なクラゲなのに、ちゃんと採集するのも、飼育も、繁殖も、生態も、まだまだわからないことだらけなのです。
ちょっとだけ刺されて、ちょっとだけ痛かったです。