ついにこの報告をしなければならなくなりました。
きのう 3月 8日の夕方に残念な結果となりました。
この日をもって、展示開始から“えのすい”での飼育記録は 22日間でした。
この間は、“えのすい”深海チームにとっても眠れぬ 22日間でした。
ちょっとしたことで一喜一憂していて、とても長く感じられました。
毎朝、水槽を覗くドキドキ感からは解放されたものの、今ではポッカリと穴が開いた感じです・・・。

餌を食べた（その後、数度の観察結果より食べていると判断しました）先週後半あたりから、盛んに水槽内を泳ぐようになり私たちも心配しておりました。
最初は餌を食べたことによって体力が付いたのかと思いましたが、そうではなかったようです。
ですが、やはりメンダコは通常あまり泳がず、ジッとしているのが良好な状態のようですね。

今回メンダコを 20日あまりにわたり飼育できたことで、餌を食べるようすや海底でどのような状態でいるのか、光に対しての反応など断片的ではありますがさまざまなことを知ることができました。
また、展示開始から多くのみなさんに“えのすい”でメンダコを観てもらえたことなど一歩前進できたと思っています。
ですが、“えのすい”の「メンダコ チャレンジ！」はやっとスタートラインに立ったばかりです。
次回メンダコを飼育するチャンスがあった時には、さらに飼育期間を延ばしてさらなる生態の解明をしていきたいと思います。

今までメンダコの応援をしてくれていたみなさん、ありがとうございました。