2階アザラシプールで展示しているゴマフアザラシのロスと太平、陸場からプールに入るとき、かなりおもしろい態勢を取ります。
いつもではありませんが、体を横向きにしたり、仰向きに変えたり、のけぞらせるようにしてプールに入ります。
プールから陸場に上がるときも前脚を使えば簡単に上がれますが、体を芋虫のように波打たせて前脚を使わずに上がることが多いんです。
実は理由があって、プールと陸場の境にあるオーバーフローの目皿に前脚を乗せるのを嫌っているためです。
目皿は動物の負担にならず、そして水が流れるように細長いスリットが開けられていますが、このスリットに爪を挟んだことがあるのではと想像しています。
動物の環境への適応能力に感心しつつ、きょうはどんな格好でプールに入るのか期待しています。