2013年05月25日
トリーター:岩崎

ヒョウモンダコ再び


ヒョウモンダコを展示しました。

ヒョウモンダコは名前に動物の“ヒョウ”を付けたくなるような体の模様が特徴的な小型のタコです。
前回は昨年9月に小田原市の国府沖で採集されたものをご紹介しましたが、今回は 5月 7日に湯河原町の漁港入口付近で採集され、当館に寄贈していただいたものを展示することができました。

かわいくてきれいなタコなので、ついつい手のひらに乗せて観察したくなりますが、それが一番危険です。
唾液にフグ毒と同じ成分の神経毒が含まれているので、咬まれると場合によっては命にかかわることもあります。

ヒョウモンダコは南の暖かい海を好むタコですが、相模湾でも生息が確認されています。
水深がやや深い場所にいることが多いので、磯遊びなどで見つかることは少ないとは思いますが、海で見かけた際には絶対に手を触れないようにしてください。
興奮すると瑠璃色でリング状の模様が鮮やかに浮かび上がってきますので、他の種類のタコとはすぐに見分けることができます。

相模湾キッズ水槽の小さなケースの中にいますのでぜひご覧ください。

ヒョウモンダコヒョウモンダコ

相模湾ゾーン

RSS