きょうも仔ガメのお話です。
現在、なぎさの体験学習館の 2階に展示している仔ガメに印（マーク）を認識してもらう練習をしています。
みなさんの側から見て右側にいる仔ガメには赤い○を、左側にいる仔ガメには青い△を認識してもらう試みです。
なぜこんなことをしているのかといいますと、ゆくゆくは健康管理などで役立てたいと思っているからです。

現在、ウミガメプールにいる成体のウミガメたちは年に一度体重測定をしているのですが、大の大人が　4～　5人で取り上げて暴れないように押さえながらおこなっています。
人もカメもかなり必死です。
そこで、イルカやペンギンのように健康管理を動物たちにも協力してやってもらうための第一段階として、「印の所へ行くと餌がもらえる」ということを覚えてもらっています。
はじめは印に対して不審がったり、めったやたらにかみついていましたが、何回か繰り返すうちに右側の仔ガメはわりとすんなり○＝餌ということを覚えてくれました。
○と△を同時に出しても必ず○の方へ泳いできます。
この少し悩んでから印に向かってまっしぐらに泳いでくる様が言葉で言い表せない程かわいいんです！
現在、第二段階を練習中です。
左側の仔ガメは△に向かって一直線にやってくるものの、○と△を同時に出すと○へ行ってしまうこともあり、まだ△の意味を正確にはわかっていないようです。
まだ生まれて 2か月ほどですが、2個体で性格の違いが出てきました。
右の仔ガメは物怖じしないタイプ、左の仔ガメは慎重派のようです。
それぞれのペースで練習していきたいと思っています。
1日 2回、餌の時間に練習しています。
立ち会われましたら頑張る仔ガメたちを応援してあげてください。

関連日誌
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