いよいよ目前に迫ってきたサッカーW杯ブラジル大会!!
サッカー大好きな私にとって、この 4年に一度のW杯が待ち遠しかったです!!!
さて
突然ですが、サッカー用語で「ファンタジスタ」という言葉を知っていますか?
サッカーをやっている人はもちろん知っていると思いますが、サッカーをあまり知らない人でも聞いたことがあるかもしれません。
ファンタジスタとは、ある特別な選手だけに与えられる称号みたいなもので、選手としてはこの名称で呼ばれることはとても名誉なことなんです。
どういった選手がファンタジスタと呼ばれるかというと、他の選手では想像もつかないようなあっと驚くプレーをし、一瞬の閃きで観客を魅了し、観ている人たちがその選手のプレーで心がワクワクするような選手のことです。
この言葉の語源は、「想像」という意味のファンタジア(fantasia)に人を意味する語尾「-ista」をつけてファンタジスタ(Fantasista)としていて、イタリアで始まった言葉みたいです。
私の個人的な意見になってしまいますが、日本の選手でいうと元日本代表の中村俊輔選手がThe・ファンタジスタというイメージです。
サッカーをあまり知らない方にとっては、ここまでの話はサッパリ分からないですよね。
簡潔にいうと、他の人とは違う想像力に溢れていて、見てるとワクワクする選手と思ってもらえれば大丈夫です。
ここからがようやく本題です。
実は“えのすい”のイルカ・アシカショーに参加しているメンバーの中にも、ファンタジスタがいるんです!!!!
想像力に溢れていて、見てるとワクワクするそのメンバーは、ハナゴンドウの「ビーナ」!!
“えのすい”で生活している唯一のハナゴンドウの「ビーナ」は、普段はとってものんびりしていて、バンドウイルカの様な機敏な動きをあまり見ることはできません。
なので、お客さまの中には
「あの子はなんにもやらないの?」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、その普段とのギャップが、「ビーナ」がファンタジスタと呼ばれる由縁でもあるんです。
では、なぜ「ビーナ」がファンタジスタと呼ばれるかというと、私たちトリーターが想像もできないようなことを時々見せてくれます。
例えばジャンプ。
「ビーナ」が現在できるジャンプは
・背中を上にして飛ぶスカイホップ。
・お腹を上にして飛ぶバックフリップ。
この 2種類のジャンプしかできません。
できないはずなんです。
ですが、最近の「ビーナ」はこのジャンプ以外の飛び方をよくするようになっていて、くるくる回りながら飛ぶスピンジャンプだったり、後方に一回転する後方宙返り、お腹を水面に打ちつけるブリーチングジャンプ、この他にもさまざまなジャンプをします。
私たちとしては、
いつそんなジャンプができるようになったの???
と、驚きを隠せません。
しかも、この教えていないジャンプは突然おこなうので、いつ見られるか分からないのです。
スカイホップの合図を出したはずなのに、後方宙返りをしたり、尾びれを振ってという合図を出したのにブリーチングジャンプをしたり。
さすがファンタジスタです。
さらには、気まぐれな性格をしているので、OKの合図が鳴る前にジャンプをやめてしまったかと思えば、OKの合図が鳴っても飛び続けて止まらなくなったり・・・。
つい先日も 3回ジャンプしたところでOKの合図をだしてもまったくジャンプを止めず、結局連続で 11回ものジャンプをしました。
さすがファンタジスタです。
お客さまにはいろんな種類のジャンプを見てもらえて喜んでもらえているのですが、担当するトリーターとしては合図通りのジャンプをしてほしいな。
という複雑な心境なわけです。
ですが、これも「ビーナ」の個性!!!
想像力豊かな「ビーナ」の個性をもっともっと伸ばして、いつか合図でいろんなジャンプができるようになったらいいなと思っています。
「ビーナ」のことなので、合図でやろうとトレーニングを始めたら全くやらなくなるような気もします・・・・。
みなさんも「ビーナ」のジャンプを見る時に、どんな形のジャンプをしているか注目して見てください!!!
“えのすい”のファンタジスタが、きっとみなさんをワクワクさせてくれますよ!!