みなさんこんにちは。ご機嫌いかかですか?
僕は機嫌がいい日が続いていますが、パートナーのオキゴンドウ「セーラー」はというと最近少しご機嫌が斜めです。
先月、先輩トリーターMさんの日誌にもありましたが、気温が暖かくなりセーラーの機嫌が悪くなることが増えてきました。
イルカ・アシカショーきずな/Kizunaをおこなう時にはアシカがプールに入れるようにイルカたちを後ろのプールに収容しています。
ショーの前にトリーターがステージに出てきたらイルカたちを後ろのプールに連れていく合図です。
イルカたちを収容したら、次はトリーター全員で集まってショーのブリーフィングを行います。
ブリーフィングは 2~ 3分で終わります。
そして、そのブリーフィングが終わってイルカたちのようすを見に行くと・・・
「セーラー」が激怒しているのです。
このわずかな間で一体なにが・・・
「セーラー」は機嫌が悪くなると次のような行動を取ります。
(1) 大きく口を開けて威嚇する。
(2) 噴気孔から大きな泡がボコッとでる。
(3) 『ピーピーピー』という音を出す。
(4) 魚雷のように突っ込む。
それと、これを思っているのは僕だけかもしれませんが、目も血走っているように見えます。
特に (3) は離れていても聞こえるので、この音が聞こえた時にはようすを見に行くのが怖くなります。幻聴であれと願うばかりです。
なぜ機嫌が悪くなるのか原因はいろいろと考えられますが、1つの要因として、他のイルカたちが喧嘩をし、それに対してイライラしてしまっていることが挙げられます。
一度火が付くとなかなか消えませんので、機嫌が悪くなることを未然に防がなければなりません。
イルカたちの喧嘩が起きるのはトリーターが目を離したブリーフィング中の僅かな時間です。
そこで、「セーラー」担当者はその時間帯に「セーラー」の傍について体を撫でる事にしました。
すると、効果はすぐに現れました。
「セーラー」自身は体を撫でてもらってリラックスしたのか、私たちに体をあずけて浮かんでいます(長い時は 20分近く体を撫でることも)。他のイルカたちとも氷を使って遊ぶことでプール全体が落ち着きました。
「セーラー」のジャンプは迫力満点です。このジャンプを見られるのも「セーラー」の機嫌がいいからです。
暖かくなるにつれて機嫌が悪くなる機会が増えるかもしれませんが、「セーラー」がご機嫌になれるように毎日接していこうと思います。
ぜひご機嫌な「セーラー」に会いに来てください。