現在、“えのすい”では約 40種類のクラゲを展示しています。
クラゲは私たちトリーターが育てているものだけではなく、時には自分たちで採集しに行くこともあります。
いくつかある採集方法のなかで、先日私が島津トリーターと一緒に行ったクラゲ採集についてご紹介します。
今回は東京湾でミズクラゲの採集をしてきました!
いつもお世話になっている東京海洋大学の先生や学生さんと練習船「ひよどり」に乗せていただき採集へと向かいます。
採集の方法は・・・
1. 船に乗ってクラゲのいそうなポイントに行く
(これは船長さん頼りであり、天候や海況にも大きく左右されるので運次第な部分もあります・・・)
2. 水面にクラゲを発見したらタモ網で取る
3. たくさんいるポイントを往復してひたすら取る
4. 必要な分だけ持ち帰る
(トラックにタンクと海水積んできているのでそこにいれる)
5. 水族館に持って帰ってきたら水槽に入れる
このような手順でした!
天然ものの方が水族館生まれのものよりもカサが分厚くしっかりしていてミルク色がかっている感じがします。
また、持って帰って来たクラゲたちからプラヌラ(卵)が採取できた場合はそれも大切に育てます。
今回持って帰って来たミズクラゲたちはバックヤードのクラゲ生産室にいます。
今月の えのすいバックヤードツアー「クラゲ編」 に参加すると会えるかもしれません。
クラゲの展示は採集や育ち具合が大きく影響し、個体数・種数が増えた!減った!がわかりやすい展示です。
日々変化しているそんなクラゲ展示の一面にもご注目ください!