おとといよりウミガメの浜辺で新たな試みをはじめました。
日中、大きなアオウミガメが泳ぐプールで昨年生まれた子ガメを一緒に泳がせる試みです。
生まれたばかりの頃は手のひらに収まるサイズの体重 20gほどでしたが、現在は体重 2500gと 125倍もの重さになるまで成長しました。
それでもまだ親ガメの頭の大きさくらいしかありません。
子ガメを一緒にしたら親ガメに食べられちゃうのでは!?
と、少し前までの私は思っていました。
しかし、子ガメの放流で訪れた黒島研究所のウミガメ水槽を見て驚きました。
大きなカメと子ガメ(しかも今“えのすい”にいる子ガメの半分くらいの大きさ)が一緒に仲良く泳いでいたのです。
広いプールで泳がせられるなら泳がせてあげたい!という担当者心で早速ウミガメの浜辺へ。
ぽちゃん、と初めての大きなプールに入った子ガメ。パニックにもならず、すぐ餌を食べ、大きなカメに驚きもしない。
一方、親ガメたちは小さな新入りに興味を示して近づいてきたりするものの、噛みついたり、追いかけまわしたりという心配な行動は一切ありませんでした。
よかった!
ただ、人が見ていない夜は心配なので、子ガメたちを回収してバックヤードの水槽で寝てもらっています。
一緒に泳がせる時間はまだきちんと決まっておらず、一日中ではありませんが、もうしばらくようすを見ながら一緒のプールで泳がせようと思います。