現在、アオウミガメのレッドは治療のためバックヤードで静養中です。
首の部分を咬まれてしまったのですが、幸い本人は元気そうです。餌を催促し、もりもり食べているので、傷が癒えたらまたウミガメプールに帰ってきます。
そして先日の北嶋トリーターの日誌(
2014/ 08/ 11 ウミガメ親子 )、志村トリーターの日誌(
2014/08/10 夏のお出かけ )にあった通り、現在、ウミガメプールにはバックヤードの 3個体の子ガメたちが登場しています。
天候やカメの状態によって展示したりしなかったりしますが、だいたい10時頃ウミガメプールに出勤、4時半頃退勤です。
先日、どうやって広いプールに放った子ガメを回収するのか? とのご質問をいただきました。これには以前の日誌(
2013/11/03 ○と△ )に書かせていただいた、赤○印に寄って来てもらうトレーニングが効果を発揮しています。
プールを自由に泳ぎ回る子ガメたち。子ガメの退勤の時間になると、ウミガメ担当者が赤い○印をプールに入れます。子ガメがそれを見つけると、印の方へ泳いできてくれます。そこにザルを入れて回収します。
視界に入ればやって来てくれるのですが、広いプールで直径 10cmほどの印に彼らが気づくまでに時間がかかる場合があり、まだまだカメ、人ともに練習が必要です。
しかし、この広いプールの中で子ガメが印に反応し、ザルに収容させてくれたというのは担当者の私もびっくりしています。まだまだいろんなことができそうです。これからの野望がもくもく湧いてきます。楽しみです。
写真は父親の「シロ」の下に子ガメが隠れているようすです。
お互いに親子という認識はないのでしょう。子ガメ的には大きな岩があったから隠れたといったところでしょうか? とはいえ、思わず笑いが込み上げ、シャッターを切ってしまいました。