何度かこのトリーター日誌で子ガメのターゲットトレーニングをしているという紹介をしたのを覚えていますでしょうか。
トレーニングはほぼ毎日やっていますので、ウミガメの浜辺で実際に私たちがおこなっているのを見たことがある方もいらっしゃるのでは。
現在トレーニングはかなりレベルアップしています。といいますか、やっている場所がレベルアップして、子ガメ水槽と広い親ガメたちのプールの両方でやるようになりました。
子ガメを毎日大きなプールに入れたり出したりしているためです。
やっていることはこんな感じです。
子ガメに憶えさせたターゲットを見せながら自らカゴに入ってもらい移動 → 移動先のプールへ
最初にこのトレーニングを始めたとき、イルカやアシカがやっているような健康管理のためのトレーニングをウミガメでも可能にすることを目的にしました。
これは、動物にストレスがかからないように、自ら進んで体重測定や移動、治療ができるように動いてもらうトレーニングです。
ある意味、これは目指していたことがうまくいったともいえます。
ただ、まだちょっと課題もあります。
それから、もっと高度なことにもチャレンジしたいとおもっているので、まだ完成とはいえません。
引き続き、頭をひねりながら頑張ります。
あと、上記のものとは違ったトレーニングも内容新たに始めています。
これは佐野トリーターが試行錯誤で方法を練って、小道具をつくって頑張っています。
トレーニングの時間は日によってまちまちですが(飼育作業の合間をぬっておこなっているため)、ウミガメの浜辺で変わった道具を持っているトリーターがいたら、その時です。どちらも運よく見られるととても面白いので、気にしてみてください。