もう 9月も終わりです。テーマ水槽ももうすぐ展示変更になります。
長いようで短い 1か月です。
最後に、私が個人的に気に入っていた 1匹をこの日誌でご紹介します。
ライオンフィッシュ
夜行性のため、ほぼほぼ塩ビ管の中でじ~っとしています。
しかも微動だにせず。生きているのか不安になるくらい動きません。
でも、よく見ると、きれいな目をしています。大きな口と顔のまわりのモジャモジャ(皮弁)が何ともいい風貌で、地味な色の魚なのですがとても味があります。
よく見るとかわいいやつなんです。目が合うとその魅力に引き込まれるかと思います。
私は密かにチャッピーと呼んでいます。このチャッピー、食事はかなり豪快です。メダカを丸飲みにします。
じーっとじーっと待って待って一飲みです。
たまに、胸ビレをピンと伸ばして、まるで足のようにして構えているときもあります。いつもにないやる気を感じます(笑)
あとは、たま~にスペースシャトル(模型)の脇にいるときもありました。いいアングルです。
今回、このライオンフィッシュがテーマ水槽にお目見えした理由は、宇宙に飛び立った生物だからなんです。
ガマアンコウ類の仲間は、耳石の観察がし易いことから、宇宙酔いのメカニズム解明のため、1998年、スペースシャトルに乗って宇宙へと飛び立ちました。
宇宙研究に一役かっています。こんなバックグランドに、あの何ともいえない風貌、そして古代魚の仲間。
しかも敵に襲われるとグウグウと鳴く。本当に魅力たっぷりの魚です。
また、どこかでお目見えさせることができたら・・・・
いつかまた、会いましょう。さらば、チャッピー。
ライオンフィッシュが見られるのは、9月 30日まで。