おとといの櫻井さんの日誌[ 2014/ 11/ 05 昨年まであった大きな作業が今年は無い ]にもありましたが、昨年までのカメの大移動は今年からありません。ここ 10年、櫻井さんに次いで私も結構「水中とっ捕まえ役」をやってたんです。
万歳! と思った矢先、今朝さっそくカメの移動作業でした。ウミガメの浜辺ではなく、大水槽のアオウミガメ「シロ」がお相手。健康チェックのため、陸揚げして体重測定です。
この作業、体力的にはカメを持ち上げて運ぶ「陸組」の方が実は大変です。アラフォーにもなると、半日分の筋力が失われる感じです。
今回、私は北嶋トリーターと一緒に「水中組」。水に潜ってカメを陸揚げ地点まで連れてくる役です。こっちはこっちでプレッシャーがかかります。イルカの場合と違って、取り上げの段取りがほぼありませんから、水中から陸まで連れていくのはダイバーの裁量です。陸組が水際にスタンバイするタイミングで「どうぞ」と連れていければベストなのですが・・・。浅いウミガメプールでは何とかなりましたが、今回は水深 6.5mの大水槽で縦横無尽に泳ぐ相手を誘導しなくてはなりません。うまくカメを誘導できればよいですが、カメに感づかれてしまったらもう、がっしり掴んで力づくで連れて上がるしかありません。
と、不安ありありで臨みましたが、予想に反して「シロ」は大変大人しく、前脚をそっとつかんで社交ダンスのように陸までお連れすることができました。健康的にも致命的な症状はなく、まずは一安心です。