きょうのお弁当は大きなタッパーいっぱいのブロッコリーでした。
大きなブロッコリーをもぐもぐ食べていると、なんだかアオウミガメになった気分になりました。
というのも、つい先日アオウミガメたちにブロッコリーをあげたところ、見事に完食してくれたからです。
アオウミガメは草食性のため、海では海藻や海草を主に食べています。しかし餌として使用するにはウミガメの好む海藻はコストも然ることながら安定して入手することが難しいため、水族館では代わりに野菜をあげています。
“えのすい”のウミガメたちに基本であげている野菜はチンゲン菜とキャベツなのですが、八百屋さんにくず野菜(売る時に取ってしまう端切れや少し痛んだりして商品にならないようなものなど)があったら一緒にもってきてもらい、これもあればあげるようにしています。
くず野菜の内容はさまざまで、レタスやキャベツ、白菜の外側の葉っぱや、大根の葉、セロリの葉、春菊などなど。ブロッコリーもほんの少し黄色くなった部分があるということで、くず野菜のひとつとして持ってきてもらったものです。
野菜が好きな私としてはウミガメにあげるのがもったいない、と思いながらいつもあげるのですが、どの野菜もウミガメたちはとてもおいしそうに(見えるほどの食欲で)食べます。細かく千切れたカスも見逃さず拾って食べます。嫌いなものはないのでは、と思うときもあるのですが、以前Kトリーターがリンゴをあげたところ不評だったとか。
寒くなってきて食欲が落ちることを心配しているのですが、ウミガメの浜辺に新たに設置されたウミガメ適温維持装置のおかげで、きょうも食欲旺盛です。
ウミガメのふれあい体験でのおやつタイムもまだ続けられそうです。
食べ方はちょっとへたっぴですが、野菜をほおばるアオウミガメたちを間近に見に来てください。
[ ウミガメのふれあいプログラム ]