2015年01月31日
トリーター:岩崎

キンメダイ予告

キンメダイキンメダイ

魚類チームリーダーの一声で、キンメダイの展示計画がスタートしました。
赤い体に妖しく光る大きな眼。
脂がのった刺身は絶品。
そしてなんといっても口の中で甘くとろける煮つけの味は忘れることはできません。

冬が旬の高級魚として知られるキンメダイは、深海魚の中でもその知名度は抜群。
えのすい初展示。
ただいま相模湾沖水深 250~ 350m前後で採集していただいたキンメダイを、深海Ⅰのエビスダイやノコギリザメたちがいる水槽で試験飼育しています。

採集と輸送方法、飼育水温と餌、病気の対策などを検証中。
キンメダイは主に胸びれをパタパタと動かして泳ぐタイプの魚で、水深 200~ 00m付近を上下に移動しながら獲物を追う性質があります。
上下動による水圧変化に耐えるため、浮き袋があまり発達しておらず、釣り上げてもお腹や目玉は膨らみません。
肌が非常に弱く、網で漁獲してしまうと傷ついてしまうため、釣りによる採集が最適。

深海と表層の温度差が少ない冬場は採集のチャンス。
キンメダイ水槽を公開すべく現在採集計画が進行中です。
はたしてミッションは成功するのでしょうか?
続きはキンメダイ採集編をご期待ください。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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