きょうはミナミアメリカオットセイ「ルシア」のお話(^^)
「ルシア」とは“投げキッス”などいろんなことを今練習しているんですが、なかなか前に進めない練習があるんです。それは・・・「大きなプールに入ること」。
ショーの中でも、プールに入る練習をみなさんに見守ってもらいながらやっているんですが、今は顔をプールの中へつけることはできます。あと一歩前に出られるとプールに入れそうなんです。でもその一歩が踏み出せず、それ以上はいけません。何度か落ちちゃったことはあるんですけどね(笑)
“おいで”と私が手を出せば、首は必死に手にタッチしようとプールの方へ伸びるんです。でも伸びている首とは逆に、プールに落ちないように必死に肢は踏ん張っています。時々私の足に、自分の後肢を引っ掛けて踏ん張っています。
これじゃ、なかなかプールに入れないですよね・・・引っ掛けている肢にけっこう力が入っているので、私がプールへ落ちてしまうんじゃないかと思う時もあります(笑)
「ルシア」には大きなプールがどんな風に見えて、どんな風に感じているのかなと考えてみました・・・。人がバンジージャンプであと一歩を踏み出せずにいる状況と同じように感じてるのかな? 姿は見えないのに、イルカたちの声が聞こえてくるのが怖いのかな? プールが深いのが怖いのかな?
考えても考えても本当の答えはわかりません。「ルシア」と“プールに入る練習はどう?”とお話ししてみたいものです。
いつか一緒に大きなプールに入って泳ぎたいなと、練習に励んでいる「ルシア」と私でした。